久しぶりの更新です

少しずつ書いていきます

先週父が他界しました

転院して少し快復して

もしかしたらもっとよくなるかも

って思っていた矢先でした

11時過ぎに職場に電話が入り

今すぐ来てくださいと

間に合わないかしれませんと…

急いで駆けつけました

危なかったけど少し持ち直したようす

病室に入ったら

今まで見た中で1番苦しそう

呼吸器(酸素)をあてていて

呼吸をするたびに

胸が持ち上がってしまうくらい

先生から

「あと1日2日だと思います」と

そうか…

私が唯一頼りにしている

父の妹夫婦もすぐに来てくれた

「お父さん、〇〇叔母さんと叔父さん
来てくれたよ」

聞こえてると信じて話しかけた

酸素、血圧は少し安定していたけど

そばで見守ることしかできない

看護婦さんが痰を取りにきて

丁寧に処置をしてくれた

叔父さん叔母さんと

最近の様子など話したりした

家族LINEを確認したら

長女が14時過ぎには向かうと

「〇〇(娘)がもうすぐくるよ」

こないだまでは返事もできたけど

今はなんとか目が合う程度

でも聞こえてるはずだから

たくさん話しかけた

長女が来た

「じいじ、来たよ」

耳元でしっかり聞こえるように

長女にも久しぶりに会うから

叔父さん叔母さんも懐かしそうに

娘と話をした

そのくらい父の状態も

少し安定していた

「〇〇と話もできたし一旦帰るね
また何かあったらすぐに連絡してね」

そう言って叔母さんたちは病室を出た

「私はもう少しいようかな」

と不安そうに父を見つめる長女

それから間も無く

また看護婦さんが痰をとりに来た

さっきの看護婦さんと違う人

人によってやり方が違うのか

なんか少し雑な感じがした

鼻から奥までガンガン入れるのが

ちょっとだけ気になった

さっきの人が丁寧だったから

余計気になった

嫌な予感は的中した

突然グラフが0に

ん?機械の故障?

看護婦さんはそのまま

痰をとっているし

え?なんで0?

そのうち看護婦さんが

「今もう心臓がお休みしてます」

「え?どういうことですか?」

「心臓が止まっていると言うことです」

「え!」

「たくさん話しかけてください」と

わけもわからず必死に話しかけた

娘と2人泣きながら

叔母さんにも急いで電話した

しばらくしたら確認の為に先生が来た

父は逝ってしまった

看護婦さんの痰の取り方のせい?

ちょっと強引だったよね?

変に刺激されたから?

なんかそんなことが頭をよぎった

でも言えなかった

言ったところで

父は帰ってこない

叔母さん達が戻って来たけど

間に合わなかった

急変したことに驚いていた

「でも呼吸が苦しそうだったから
これで楽になったんだね」と

そうか

わからないくらい

静かに息を引き取ったって事は

眠るように逝けたのかな

長女が来るのを待ってて

来てくれた事がわかって

一緒に看取って欲しかったのかな

近親者が目の前でなくなる経験は

私も娘も初めてだった

2人で泣いた

1人だったら放心状態で

泣けなかったかもしれない

娘がいてくれて

私の肩を抱いてくれて

一緒に泣いてくれた

そうか、父がそうしてくれたのか

私1人じゃ心配で…

そう思えたら少し心が軽くなった

うまく言えないけど

大したことはできなかったけど

でもできる事はやったよね

お父さんもわたしも

88歳

決して平坦ではなかったけど

天命を全うした父

施設や病院にいた期間も長かったし

あまり親孝行できなかったけど

今まで本当にありがとう

ゆっくりやすんでね