まりなちゃん@t2PrW6hArJWQR5S
伊方原発のある中央構造線に沿って地震が頻発している。
これがどれだけ恐ろしいことか理解されていないことが恐ろしい。
山口県内などの住民174人が四国電力に伊方原発3号機(愛媛県伊方町)
の運転差し止めを求めた訴訟の24回目の口頭弁論が16日、山口地裁
岩国支部であった。6月からの住民や専門家への尋問を前に、住民と
四国電側が原発沖合の地質の境界線「中央構造線」の評価や阿蘇山
(熊本県)の噴火リスクなどの争点を巡り主張を交わした。
2024年5月16日
2024年4月18日 8時21分
南海トラフ地震が30年以内に高い確率で起きると想定される四国では、
もう一つ、大地震の可能性が眠る。中央構造線断層帯による地震だ。
徳島県三好市を流れる吉野川の河原に下りると、南側の地面は青っ
ぽい土が、北側は黄っぽい土が目立つ。この南北の境目に中央構造線
の断層が通る。
この河原は、断層が地表に顔を出した「露頭」。南北で土の色が
違うのは、露頭を境に地質が違うからだ。愛媛県の西条市や砥部町
でも、露出した中央構造線の断層が見られる。
大分県まで延びる全長400キロ超の日本最大級の断層帯だ。四国では
徳島県鳴門市から三好市、愛媛県の松山市周辺を経由し、伊予灘に
抜ける。伊方原発の北側沖合8キロほどを通るとされる。
異なる脅威、南海トラフより死者想定多い地域も
中央構造線が活断層として動き始めたのは約300万年前。直近では
17~19世紀ごろ愛媛沖付近で動いたと推定されるが、詳細な地震の
記録は残っていない。
2022年3月9日 10時45分
○伊方発電所において,最も影響の大きい活断層は 敷地の沖合い
約8kmを通 過する中央構造線断層帯であり,東北東-西南西
走向で右横ずれの性状を 示す。
○敷地は活動度の高い中央構造線断層帯の南方に位置し,伊方
発電所立地地点(半径5km)に活断層は分布しない。
四国電力 2021年12月20日
2016-08-14 00:39:08
中央構造線とは関東から九州へと伸びる世界最大級の断層帯。
衛星写真などでもくっきりと見ることができる。
この中央構造線が動くと東海地方から四国に掛けて連鎖して
地震が起きて壊滅的な被害になるという。
東海、東南海、南海、日向灘に連鎖するため東日本大震災
クラスの大津波が起きる可能性も高い。
2011年5月12日木曜日
(1)中央構造線の始まり(1億年~7000万年前)
中央構造線は、およそ1億年前、まだ日本海が開く前の、日本列島
がアジア大陸の一部だった時代に、海溝と平行に大陸の中にできた
断層です。中央構造線は、プレートの境界だったことはありません。
あくまでも大陸プレートの中にできた大地のズレ目です。当初は
北北東-南南西方向の海溝と並行に生じた断層で、当時の海洋
プレートの北向きの沈み込みに引きずられて、海溝に近い側が
北へずれ動いていました。
(3)日本海の形成と中央構造線の屈曲(2000万年前~1500万年前)
2000万年~1500万年前に日本海が開き、西南日本は、時計回りに
回転して、中央構造線の向きは東西方向になりました。
同じ頃、フィリピン海プレートが日本列島の沖合に移動してきて伊豆‐
小笠原列島が衝突し始めました。ただし、いつから衝突が始まったか
については、2500万年前から1200万年前まで、いろいろな見解があり、
未解明です。
西南日本の沖合の海溝も中央構造線も、この衝突を受けて中部地方~
関東地方では北方に「ハ」の字型に曲がりました。これ以降、中央
構造線は、断層の向きや力の受け方が区間ごとに異なり、ずれ方が
異なる別々の断層になりました。
(4)現在の地殻変動の時代(200万年前~現在)
現在の日本列島の地殻変動は、だいたい200万年前頃から始まりました。
現在の日本の山や平野の地形もほぼその頃から、できてきたと考えら
れています。
最近の時代にくり返しずれ動き、近い将来にもずれ動く断層を「活断層」
と言います。現在の変動で新しい活断層ができる場合もありますが、
古い断層を利用して活断層になる場合もあります。大きな古傷である
中央構造線も、いくつかの区間は今の地殻変動を起こす力で再びずれ
動き始め、それぞれに活動度が異なる活断層になっています。
中央構造線沿いには多くの区間で活断層としての新しいずれ目が見られます。
四国~近畿地方西部では、活動度が高い活断層が連続していて、政府
の地震調査本部は、「中央構造線断層帯」と名づけて、地震の発生
確率の評価を行っています。
静岡県佐久間~大鹿村大河原にかけては地形の右横ずれが見られる
ことから確実に活断層で活動度はB~C級とされています。最近大鹿村
大河原~伊那市長谷の区間もC級活断層である可能性が高い証拠が発見
されました。