日本の農業をぶっ壊す種子法廃止、なぜほとんど話題にならない?=田中優
2018年2月25日
人々が選択できた時期は過去のことになり、食べ物はみな毒になる。
今がその時代の変換点だと思うのだ。
私たちが口にする食べ物が体を蝕み、様々な疾病の原因となるとしたら…。
そんな未来が現実になりかねない「主要農作物種子法の廃止」がこの4月
に迫っています。(『田中優の‘持続する志’(有料・活動支援版)』)
無意味な「遺伝子組み換えでない」の表示。春から日本はどうなる?
私たちは体を維持し、健康を増強するために食物を食べている。
ところがその食べ物が期待を裏切り、体を蝕み、さまざまな疾病の原因
となるとしたら…どう考えればいいのだろうか。体は健康に維持したい。
しかし食料は体を蝕んでしまう。
「食べるべきか、食べるべきでないか」と思いわずらうことになる。
ならば「安全な種から育てた食品を選ぼう」と思ったとしても、主要農産物
の種を守ってきた「主要農作物種子法」が2018年の今年から廃止されて、
種は入手が困難になっていく。
種は遺伝子組み換えのものに入れ替わり、それから育てた作物しか
選べなくなる。
一見すると私たちに関係なさそうな「主要農産物種子法の廃止」が、
私たちの選択の余地をなくし、健康を維持できない可能性が高まるのだ。
最初にデータを見ておきたい。6歳児の自閉症児の増加とグリホサート
(商品名「ラウンドアップ」除草剤)の相関グラフと、6歳から21歳の自閉症
患者の相関だ。
自閉症は遺伝的なものと言われていたが、現在では否定されている。
「母原病」とも言われ、「親の育て方の問題」とも言われていたが、これも
現在は否定されている。
グラフを見てもわかる通り、この急増ぶりこそがその根拠だ。
遺伝子はこんなに早く広がらないし、子育てという「文化」でもこんなに
早く広がることはないからである。
現在は自閉症の原因は、化学物質汚染との関係だと考えられている。
その中で大きな可能性を持つのがグリホサートなどの有害化学物質だ。
このグリホサートを撒いても枯れない遺伝子を組み込んだ作物が
モンサント社の「遺伝子組み換え作物」で、それが使われるときには、
必ずグリホサートが撒かれることになる。
今はまだコメや小麦に遺伝子組み換え作物は使われていない。
しかしコメは遺伝子組み換えのものが日本でも実験されていて、小麦は
2020年頃には世界的に販売される見通しがある。
私は「主要農産物種子法の廃止」は、私たちの安全な食を、危険なもの
にする大きなきっかけとなると思う。
特に子どもたちが壊されていくかもしれない時期に、このままにしていい
のかと思う。
確かに今は親の対策によって、多少は被害を低減することができる。
しかし気を配っている親ばかりではないし、生活に追われていれば考える
だけの余裕もない。
そしてこれはこの先、扉が閉ざされるように選択の余地が失われていくのだ。
原子力もそうだった。今や高くて危険で役立たないことが明らかになっている
のに、まだ日本では廃止できない。小さな芽の時点でなくしておけば、こんな
数万年も管理しなければならない厄介ものなど生み出さずにすんだだろうに。
私たちは敢えて大原則を振りかざして、禁止させなければならない技術に
直面していると思うのだ。その1つが遺伝子組み換え作物だ。
糖尿病の発病と「大豆とトウモロコシの遺伝子組換えされたものの耕作比率」、
同じく「大豆とトウモロコシに撒かれたグリホサート入りの収穫量」を示すものだ。
ここには相関関係があると見ていいだろう。
すでにモンサントと協力・提携・買収してきた「日産化学」や「住友化学」「三菱
モンサント社(現三菱MKV)」などは参加を画策していることだろう。
これらの会社は種子法廃止を足掛かりにして、公共財だった主要農作物の
種の譲渡を受け、遺伝子組み換え事業に参入しようとしてくるだろう。
今回の「種子法廃止」の目的は、ここまで調べると明白だろう。
「種を制する者は農業を制する」のだ。その傍らで農薬被害の子どもたちの
「要指導児童」の増加に苦しみ、多くなる疾病と安心できない食品に苦しみ、
高くなる種は買えず生産者は農奴化することになるのだ。
すると当然、効くかどうかに関わりなく製薬会社が儲かる。アメリカでは日本で
「要指導児童」と呼ばれる子どもたちに薬を出し、大きな収入源としているのだ。
http://www.mag2.com/p/money/384427
パブリックコメント:意見募集中案件詳細
遺伝子組換えダイズ、トウモロコシ、トマト及びファレノプシス(コチョウラン)の
第一種使用等に関する審査結果についての意見・情報の募集について
案の公示日:2018年03月01日
農林水産省消費・安全局農産安全管理課
電話:03-3502-8111(内線4510)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550002640&Mode=0



