「雲の種」はヨウ化銀!? 100年以上前からあった
「人工降雨」のトリビア5選!
Update : 2013.08.23
人工降雨の歴史は結構古く、アメリカの気象学者。チャールズ・ハット
フィールドは今から100年以上前に人工降雨を成功させたといわれて
いる。日本でも1950年代から実験が行われていたが、水力発電の発
電使用比率の低下とともに下火になったそう。それが昨今、世界的な
水不足が指摘されるようになり、人工降雨があらためて注目され始め
ています。ちなみに、東京都で行われた人工降雨施設の試運転は12
年ぶり。そんなわけで、今回はちょっとマニアックな人工降雨トリビア
を紹介しましょう。
■雲に種をまく!
人工降雨の仕組みを簡単に言うと、雨雲のなかにドライアイスやヨウ
化銀などの物質を散布し、雨粒の核にすることで降雨を促します。こ
の方法を「クラウドシーディング」(cloud seeding)と言うそうで、日本
語に訳せば「雲の種まき}。なんともロマンティックですね。
■あの大作家の兄も人工降雨を研究
現在、人工降雨にもっとも使われるのはヨウ化銀ですが、この方法を
発見したのはアメリカの気象学者、バーナード・ヴォネガット。実はこ
の人、アメリカ文学を代表する作家、カート・ヴォネガットのお兄さん
です。兄弟そろって別の世界で名をなすのはやはり才能でしょうか?
■環境に悪影響の可能性も?
水不足・干ばつ対策の人工降雨は、世界各地で行われていますが、
ヨウ化銀には弱い毒性も。大量に摂取すれば人体に悪影響が出る
可能性や、環境に与える影響を懸念する声もあります。ほどほどの
使用がいいのかもしれませんね。
■ロケットで人工降雨?
今回、東京都で使用された人工降雨施設は、装置の煙突から煙上に
したヨウ化銀を空気中に放出し、気流にのせて雲に到着させるという
もの。その他にも散布の方法はさまざまあり、飛行機による散布やロ
ケット、大砲による打ち上げなどで人工降雨を起こす国もあるそうです。
■ロシアでセメント降雨!
人工降雨技術が発展している国といえば、ロシアもその1つ。ソ連時
代から、主要な祝日や重要な式典の日に降雨が予想される場合、事
前にクラウドシーディングを行って雨を降らせ、当日は快晴になるよう
に調整することがよくあるそう。それだけ一般的に行われているせい
か、とんでもない失敗をすることも。2008年6月17日、ロイター通信によ
ると、人工降雨作業中のロシア空軍機が、誤ってセメントが入った袋を
落とし、民家の屋根を破壊したとか。セメント粉末も人工降雨に使われ
るそうです。
いかがでしたか?このまま雨不足が続けば、いよいよ人工降雨施設の
本格稼動もありうるかも。今はまだちょっぴり楽しいですが、それが当
たり前の時代にならないといいですね。
(羊おとめ/サイドランチ)
http://woman.mynavi.jp/article/130823-095/
<マイナビウーマン>から一部転載

