介護大手4社、老人ホームの新設急ぐ | 株えもんのブログ

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 介護大手が有料老人ホームの展開を急ぎ始めた。ニチイ学館(9792)など大手4社は2012年3月末までに老人ホームを計104カ所新設し前期末比で14%増やす予定。



認知症の老人にきめ細かく対応する施設や、これまでより入居負担を軽くした施設などに力を入れ、多様化するニーズに応える。


 4社が運営する老人ホーム数は、来春時点で計846カ所に増える見通し。最大手のニチイ学館は1割増やし、333カ所とする。重点的に増やすのは、認知症専門の老人ホーム「グループホーム」で、20以上新設する。グループホームは全国的に不足気味で「開設してすぐに入居定員に達する」という。



 ベネッセHLD(9783)も1割増やし、運営するホーム数を224に引き上げる。最近、注力している一時金の負担額が低い老人ホーム「ここち」は、入居に必要な一時金が約200万円と、最大で従来の10分の1に引き下げた。


 首都圏を中心に展開していたワタミ(7522)は今秋、愛知県に進出。今期中に3割増の81拠点まで増やす計画で、中部・関西圏でも本格展開を検討している。



メッセージ(2400)は入居金の負担がなく、ヘルパーなどが24時間待機する介護サービス付き賃貸住宅の新設を急ぐ。


 厚生労働省によると国内の老人ホーム数は4144(1010月末時点)。政府は老人ホームを増やし、25年までに現在の3倍近い33万人を受け入れる方針を掲げている。



来年4月には介護保険の改定が行われます。正式決定ではないが通所介護は報酬引き下げの観測が出ています。


通所介護が売上の75%を占めるツクイ(2398)や、99%を占めるやまねメディカル(2144)は業績の先行きが厳しくなるかもしれません。



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