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京都府元伊勢内宮皇大神社の御杉(針葉樹)
 
 
 
皆様は、混植・密植と言うものをご存知でしょうか?
 
その地域に古くから生殖する樹種を力強く成長させるために、混植・密植方式で
 
植樹したり、苗木づくりを行うことです。
 
 
 
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福岡県宇美町にある宇美八幡宮の楠(広葉樹)
 
 
 
 
この行為には、次の意義があります。
 
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※土地本来の木(潜在自然植生)を中心に樹種を選定。
※20種以上の多様な樹種を混ぜることで、病虫や風水害に
  強い根群の充満したポット苗を密植する。
※15~20年の短期間で豊かな森を形成していく。
※植栽後3年程度で人の手を借りずに成長していくようにする。
※CO2の抑制。
※防災機能(土壌崩壊抑制等)の充実。
 
 
その土地本来の木とは、その地域に古くからある神社やお寺などに自生しているよ
 
うな木の事を指します。
 
それらの木はとても長生きし、それらの木から成る森は「鎮守の森」と呼ばれていい
 
ますね。
 
 
日本一多くの木を植えた男と言われている IGES 国際生態学センター所長である
 
横浜国立大学名誉教授の宮脇昭先生曰く・・・
 
鎮守の森を作ることは、故郷の木による故郷の森作りと呼ばれています。
 
 
混植とは、広葉樹や針葉樹、いろいろな植物を混ぜて植えることです。
 
密植とは、それらを1平方メートルに2、3本という密度で植える事を言います。
 
なぜそのような事をするのかというと・・・
 
もともと昔の土地には、広葉樹も針葉樹もまざって生存していたので、混植をするこ
 
とにより、土地本来の生態系を取り戻すことが出来るからだと言われています。
 
また、密植をすることで植物が競争し、勝った方は強くなり、負けた方は枯れて栄養
 
分として育つのを支えるようになるそうです。
 
植物にも弱肉強食の世界があるのです。。。
 
 
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現代の世の中は、緑の砂漠と同じであると叫ばれています。
 
緑の砂漠とは・・・人口林問題から来ています。
 
 
樹木はあるものの、下層植生の生えていない状態であり・・・
 
人工林は過密に植えたものを適宜間引いていくことで良質の木材を得るという手順
 
をたどります。
 
つまりは過保護状態です。
 
 
まず、樹木が幼いうちは下草を刈るなどして、太陽光や養分をめぐる下層植生との
 
競争を人為的に避ける方針がとられ、下層植生は刈り取られてしまい樹木は過密な
 
状態のまま成長していきます。
 
つまりは、どんぐりの背比と同じです。
 
 
やがて、樹木が大きく成長し、下層植生に対して優位に立つと、今度は樹木間で間
 
引きを行わなければならなくなります。
 
これを怠ったまま放置しておくと・・・
 
密に広がった樹冠によって太陽光は遮られ、下層植生は枯れ果てて土がむき出し
 
になった状態になってしまいます。
 
つまりは、人心の荒廃です。
 
 
これが緑の砂漠と呼ばれる状態で、遠目には緑に覆われているものの、実態は
 
物多様性という面で非常に乏しい森林となってしまっていきます。
 
つまりは、個性の欠落となります。
 
 
また、下層植生がないことで雨滴による土壌侵食を受けやすく、土砂災害の原因と
 
なってしまうことがあります。
 
 
なお、天然林の場合は種子が芽生えた時から激しい競争に晒され、樹木が幼いうち
 
から密度が急激に減るために下層植生もよく育ち、この問題は起こりにくいと言わ
 
れています。
 
 
 
この様子・・・
 
現代の社会を物語っているとは思われませんか??
 
 
 
これまでの世は・・・
 
経済的にも、精神的にも、人工林と同じく自立出来ていなかったと言えます。
 
つまりは、人も自然も共存共栄をし、地域が自立し活性化していく事を怠っていたと
 
思います。
 
 
これからは・・・
 
天からも自立していく事が大切であり、天に愛される事を目指すので
 
はなく、天から愛される自分になっていく事が天への恩返しになります。
 
 
天を仰ぎ祈るだけではなく・・・
 
地を見渡し、隣人と共に歩む事を決意する事です。
 
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