こんにちは、談話喫茶”ホーボー軒”へようこそ。
店主の Klavi-Seli にて御座候、どうぞごユルリと☕。
本日はさらっと昨日の宿題を。
『区』とは何ぞや?をお話します。
『政令都』市が、そうでない市と、どう違うか?
貴方は説明出来ますか。
とてもシンプルな違いがあります。
政令都市は、『区』なる行政自治体区分がある。
これが一般的な市との違い。
では政令都市の『区長』さんはどうやって決めるか?
区役所の一番偉いヒトが区長さんです。
即ち生え抜きのゴール職である、という事。
決して区役所職員の人気投票で決めるわけではありません。
「じゃ、世渡り上手なヤツがなり勝ちかもしれないじゃん」
はい、左様。
そういう懸念、確かに誰しもが真っ先に思い付きますね。
でも何故その地位にまで昇り詰めることが出来たか、というに勤め続けて来たんですから、いわば地元と役所の生き字引です。
出世の為の処世術くらいの政治力が備わっていたって、ライバルに恨まれるくらいで、市政&市井のポイントは良く知ってらっしゃるはず。だから決してダメな人事ではないと思います。
ここまで言えば、じゃあ東京特別23区の「区長」は誰がどうやってなるのか、もうお分かりですね。
「区民の区長選挙?」
ピンポーン!
正解!政界の正解です😀。
23区の区長は選出なんです。
区民の投票によって選ばれる。
全然違いますでしょ?
「でも、それだけのことだろ?」
いいえ。
組織人事と選出、それぞれのトップには、それ故の大いなる違いが生じるのです。
結論を申し上げましょう。
政令都市の区長には、予算権限がありません。
区長として区民の要望を予算化しようにも、その決済権は政令都市市長にあります。
23区長は予算権限を持っている。
お分かりでしょう。
なぜ維新が、2度も大阪都構想の住民投票を大阪市民に問いたか。勢いづく維新は、大阪市も東京都と同様の特別区にすることで、区長を選出化させ、予算権限を持たせるためであった、という事を。
2度目の大阪都構想敗退から4年。
またもや維新は大阪都構想を持ち出してきました。
何としてでも、特別区化させ、大阪市の各区長の権限を強化するためです、体たらく中の万博立て直しのため、いや違う、夢洲カジノ&IRのために。
以上、本日はこれにて。