ハイ、じゃ答え合わせ。
まぁ皆さん、大体正解に近いです。
両問とも、要するに言語の問題です。
ショパンが話せたのは母国語であるポーランド語と、お父さんの母国であるフランス語。
ドイツ語は当然、話せない。
シューマンは文学青年だから、語学に堪能そうに想えるし、パピヨン(胡蝶)とかカルナバル(謝肉祭)とか、フランス語で楽譜出版しているわりに、言語はドイツ語しか話せなかった。
他方その時代にあってのグローバリストである彼、ハンガリー出身だけどヨーロッパを股に掛けて演奏ツアーしていたから語学は堪能、独、仏両方出来たので、二人の通訳代わりになったんだ。
グローバリストって言い得て、何か面白いね😀。
だからフレディもロベルトもフランツへのコンプレックス、🎹の腕じゃなくて語学力の方だったんじゃないかな、なんてね(註1).
以上、ここまでが【Ⅰ】。
では【Ⅱ】。
これ、単純に不思議に思っていたんで、或る日ジャズマンサン達に尋ねてみたんだ。
そしたらさ、
「ん、何だべな?」
って自分達も知らんの。
でもね、何か分かる気がします。
アメリカっていう英語の国で生まれた音楽がジャスなワケだけど、大西洋を挟んだヨーロッパ人は、そのエキゾチズムに大いに惹かれる。じゃあジャズ、教えてよっ、楽譜見せてよ、て事になって、あぁオレ達,楽譜は使わないんだ、コードネーム(註).でヤルんだぜ。
「どういう風に?」
おう、和音をカシラ文字で呼ぶんだ。
・・・・
ってな具合でファーストセッションなんかやったと思うんだけど、
Amを英語で「エーマイナー」って呼んだら、ドイツ人もフランス人もEm、つまり「エーモール」って解しちゃう可能性がある、だから
誤聴回避のために、Amだけ呼称の共通化を図ったんじゃないかな、っていうのがオレ説です。
「な~んだ、結局は正解、不明なんじゃない」
あぁ。
でも色々想像力かきたてられる材料、あっても悪くはないよね😀。
じゃ、今日はここまで。
註1.シューマンは二人に比べて凄く下手だったって、何となく思われてるフシがある。でも🎹の腕前について、結構なエピソードがあり、私は相当の達人だったと考えてます。
註2.コードネームって、和製英語。
アメリカ本国ではコードシンボルって呼ばれてます。
でもアメリカに於けるコードネームって、C〇Aスパイの源氏名っていう、結構オッカイナい意味です(..;)。