「あぁっぁ・・・。こんなもんかぁ?」
兼さんは買った荷物を下に下した。
「うーん、そうだねこれで全部だね!お疲れさま兼さん!」
「あぁぁ・・・。疲れた・・・。休憩しようぜ・・・。」
「だね!!あ!僕飲み物買ってくるよ!」
「あ!国広!」
行こうとする僕に声をかけた。
「ちょいまって!!飲むならあそこにしねぇーか?」
「あそこ?」
兼さんはそう言って重たい荷物を持つと目的地に一心不乱に歩き出した。
たどり着いたのか兼さんは立ち止まった。
「ここって・・・。」
兼さんはキメ顔で僕を見ていった。
「スタバ!国広!!」
「へ?」
僕は口を大きく開けてポカーンとしてしまった・・・。
清光君が前、現世の雑誌を見ながら言ってたやつかな?
「えっとその・・・。」
少し慌てていると兼さんが、
「待ってろ!!買ってきてやるよ!国広は苦いのがいいんだっけな?」
「う・・・。うん。」
兼さんが僕の味の好みを覚えててくれてなんだかうれしくて胸が熱くなった。
待つこと10分・・・・。元々店の中には列ができていたのでそんなすぐにとは思っていなかったけれども。
「まだかなぁ・・・。」
そう言っていたらカップを持ったを二つ持った兼さんがニコニコしながら僕のもとへ帰ってきた。
その顔は本当に幸せそうな顔で・・・。見ている僕もついつい綻ぶ。
「お!待たせたな!ほらよ!コーヒーだ!」
渡してきたアイスコーヒーを僕は受け取る。
「ありがとう!!」
ふと兼さんの持っているカップを見ると。
クリームたっぷり乗っていて、中身はピンク色だった。
「兼さんのそれ?なに?」
飲みながら聞いてしまって、兼さんは飲みかけのものを飲み込んで話し出した。
「ん?これか?ストロベリーフラッペチーノだ!!甘くて美味しいんだぜ?飲むか?」
そう言って飲みかけのカップを僕に渡してきた。
「な////兼さんそれって今兼さんが飲んでたやつだよね・・・////?」
「ん?そうだけど・・・・。何だ問題でもあんのか?」
はぁぁぁ!!!兼さんはこういう時になぜか鈍感すぎて辛くなる・・・。
「かかか!!兼さんがいいなら////いただきます!!」
「おう!飲め!」
兼さんが口をつけたストローに僕は口をつけた。
口の中に広がる生クリームとイチゴの甘さで口の中はすぐにいっぱいになった、
「うっ・・・。」
「大丈夫か?国広!!」
「甘すぎだよ兼さん・・・。」
僕にとってはとても甘かった・・。どちらかといえば甘いものは苦手で・・・。
兼さんは甘いものじゃないと飲めない人で・・・。
好みが違う・・・。
「甘いね・・・。僕苦手・・・。よく飲めるね兼さん・・・。」
「逆によくそんなに苦いもん飲めるな国広」
そう言った兼さんは袋からもう一つカップを出した。
兼さんが飲んでたものではなくて。
「それどうしたの?」
「あ、主にな////って思ってな!チョコレートフラッペチーノだ!」
「でも兼さんそれって・・・。」
如何にも生クリームが乗っていて、早くしないと・・・。
「生クリームだよね?早く僕たちの時代に帰って冷蔵庫に入れないと!生クリームがべとべとになちゃうよ!!」
「な!!まじでか!?」
「うん!早くもどろ!」
「主・・・。喜んでくれるかな・・・。」
少し頬を染めた兼さんを見て少し胸が痛んだのは気のせいだと思いたいと思った。
重い荷物を持って僕と兼さんは本丸へと戻るのであった。