兼さんを連れて自室に戻って、僕の前に座らせる。
「兼さん座って」
すんなり聞いていつもようにせっとしていく。
いつも思うけど・・・。どうやったらこんなにボサボサになるんだろう・・・。
「ねぇ、兼さん・・・。なんでこうなちゃうの・・・。せっかく寝る前に髪の毛セットして綺麗に梳いて寝てるのにボサボサになるの・・・。」
「あぁっ~頑張ってくくろうとしたらなるんだよな・・・。なんでだ?」
「うぅぅ・・・。結うときは呼んでねっていってるのに・・・。」
「まぁまぁ~怒るなよ国広!兼さんだって頑張ってるんだぜ?逆に褒めてくれ!」
「はぁ・・・。じっとしててね・・・。」
前に何度か主さんに何でもかんでも世話を焼いてやるんじゃ駄目だよ!って言われてから。
極力自分の力でできることはさせているのだれども・・・。
どうも空回りしてしまうみたいで・・・。そんな兼さんも嫌いじゃないんだけどね!
そう思いつつ髪の毛を整えていたらあっという間に終わって
「はい!終わったよ兼さん」
「おぉぉおx!!ありがとよ!国広!」
「あ、ちょっと待って!腰ひもがちゃんと結べてない!」
「おぉ・・。ありがとな///////」
不意に兼さんの顔を見ると少し赤らんでいて・・・。
「兼さん?」
「ん?あぁぁ///なんでもねぇーよ!さぁ!早く広間行って飯食おうぜ!」
「う。うん・・・。」
気のせいだったのかな?最近こういうことが多い気がする。
前まで普通にしていたことが時々、兼さんの顔を見ると少し赤らんでる気がしてないのもしなくなくて・・。
気にしないようにしてるけど・・・・。
「早くいくぜ!国広!」
「う!うん!」
やっぱり気のせいだよね、兼さんはかっこよくて強いんだもんね!
赤らんだりなんかきっと・・・。気のせいに決まってる。
さぁ!広間に向かわなくちゃ!
「んんん~♪うめぇぇっぇー!!!!!!」
「よかった・・・。兼さんの好きな味付けにしといたよ!」
「な・・・。なるほど・・、だから少し甘いんだな・・・。味まで兼定用とは・・・。こりゃ驚きだぜ・・」
そう言ったのは本丸一の悪戯好きな鶴丸国永さんだった。
「あはっはは・・・。なんかすみません・・・。」
「なんだよ!鶴丸!国広の作った飯に文句でもあんのかぁ!!」
「別に・・・。なんでもねぇーよ。お子ちゃま兼さん」
「んだとぉ・・・。ごらっぁぁx!!」
「あ!兼さん落ち着いて!!!」
って言う喧嘩的事が起こるのもまた日常でもあったりする。
そんな波乱万丈な朝食が終わったら。
僕はまた自室に戻る、朝ごはんが終わると兼さんは畑仕事の準備のために
自室に戻るからだ。
「ふふふ。今日も兼さん美味しいって言ってくれるかな。」
そっと包んだおにぎりとお弁当のおかずを抱きしめて僕は自室で待つ兼さんのもとへ急いで戻るのだった。
つづく