11月 (霜月)
霜月
霜が降りる頃であることから、 「霜月」と呼ばれるようになったというのが一般的のようです。 二十四節気 季節の変化を知るために、地球が太陽をまわる一年を24に区分して、 「春分」「秋分」など季節を表す言葉をつけてあらわしたものが、「二十四節 気」。 農村ではこの二十四節気を基準にして種まきや収穫などをおこなってきました。 より細かく四季のうつろいを感じられるだけでなく、 年中行事とも深く結 びつくものもたくさんあります。
冬の始まりを告げる日。
「立」には新しい季節になるという意味があり、 「立春」「立夏」立秋」と並んで季節の節目となります。 朝晩は冷え込み、晴天でも陽射しは弱まってきて冬の到来を感じる頃。 この日から立春の前日までが冬です。
11月23日ごろ(2016年は11月22日)
北国では雪が降り始めますが、まだ本格的な冬ではなく、降雪もさほど多くないことから、 「小雪」といわれるようになったのだとか。 紅葉は散り始め、いちょうや柑橘類は黄色く色づいてきます。 次第に冷え込みが厳しくなってくる頃ですので、コートやマフラー手袋といった防寒具を出すなど、 冬の備えはこの頃までにはしておきましょう。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」、
と、して制定された 「 国民の祝日 」
この日は1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日であり、 日本国憲法が平和と文化を重視していることから、 1948年(昭和23年)に祝日法で「文化の日」と定められました。 日本国憲法は、公布から半年後の1947年(昭和22年)5月3日に施行されたため、 5月3日も憲法記念日として国民の祝日となっています。
男の子は数えで5歳、女の子は3歳と7歳の年に、 成長を祝って社寺に参詣する行事です。 近年では、数え年ではなく、満年齢でお祝いをおこなうご家庭も増えています。 また、地域によっては、男の子でも3歳のお祝いをするところがあるようです。 女の子の3歳と7歳の和装の違い 女の子の場合、3歳と7歳のお祝いでは、着物の形も変わってきます。
3歳では、
幼児体型まっさかり、かわいいお腹周りをしめつけることなくゆったりと着られる幼児用着物を着ます。 着物は兵児帯で結び、その上に「被布(ひふ)」と呼ばれる袖なしの上着を重ねるのが一般的です。 手には巾着を持たせる場合が多いです。
7歳になると、
着物も作りは大人とほぼ同じものを着ます。 帯もきちんと大人と同じようにしめ、志古貴(しごき)という芯のない帯を、 帯下に結びます。はこ迫(はこせこ)という薄い箱型の小物入れと扇子を胸元に差し込み、 手元にはハンドバック、足元はぽっくりか草履をはきます。
「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」 と、1948年に法律で定められました。
「 国民の祝日 」
ただ、戦前の11月23日は、「新嘗祭(にいなめさい)」という農作物の恵みに感謝する日でした。 「新嘗」とはその年収穫された新しい穀物のことで、 農業中心の時代では、新嘗祭は古くから国家の重要な行事であり、 天皇が執り行う式典でもありました。 1948年、この日を「勤労感謝の日」と制定するにあたって、 「労働」をもっと広義に捉え、農業に従事して生産をおこなうものだけに限らず、 今日のサービス産業なども含め、すべての、 「日々の勤労に感謝する日」という意味で新嘗という言葉は使わずに、 「勤労感謝の日」となったようです。 日頃働いているお父さん、お母さんへの感謝はもちろん、 本来執り行われていた新嘗祭の「農作物の恵みへの感謝」、