オーガニックファーム88です。
ドロシー・マーレン先生が来日され、通訳として同行させていただきました。
彼女の講座を通訳させていただき、私自身も学びを深めることができました。
私にとって最大の学びは、
畏敬の念に満ちたお世話についてです。
私自身、自分の育児を振り返ってみても、オムツを替えるときには、ちゃっちゃっとやってしまいたい、早く替えたいって、思っていました。特に、う◯ちの時は、一瞬でも早くオムツ替えを済ませたい!って思っていました。
でも、マーレン先生のお話では、オムツ替えや食事、沐浴、といった、肉体に直接関わるお世話の時こそ、愛着が形成されるのだそうです。
つまり、赤ちゃんとの絆を深めるのは、こういったお世話をするときだと。
ですから、肉体に触るお世話の時こそ、赤ちゃんと全身全霊で向き合う。
ただ、手つきが優しいだけでなく、そこに畏敬の念が伴うこと。
そして、一方的にお世話をするのではなく、赤ちゃんにも協力してもらいながら、オムツを替えたり沐浴をしたりする。
そんな風に、赤ちゃんはお世話される必要があるということを、マーレン先生は何度もお話しされていました。
そして、この肉体的なお世話で、愛着が形成され、親(または保育者)が心の安心基地になれば、自然と子供は一人で遊び始めて…、
この一人あそびの時こそ、そっと見守って、介入しない。つまり、一緒に遊ばない、ということが大切。この一人遊びの時こそ、運動能力が発達するというのです。
きっと多くの親御さんたちは、もちろん私の過去を振り返ってみてもそうなのですが、肉体的なお世話にあまり価値を置かずに、一緒に遊んであげることに重きを置いているんではないでしょうか。
でも、実際には、子供の愛着形成や運動発達に着目すると、私たちがしていることは、実はアベコベだったというのがわかるのです。
(そして、私は一体何をしてきたんだろうかと、過去の自分の育児を振りかえると、我が子に申し訳ない気持ちが生じます。でも、マーレン先生は、その気持ちが生じるのは当たり前で、必要であれば、誰かに話を聞いてもらうのが大切だともおっしゃっていました。そして、その気持ちと向き合うことで、内的に人間的に成長するともおっしゃっていました。)
オーガニックファーム88
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2019年11月9日(土)~ 10日(日)
バイオダイナミック農業講座
テーマ「発酵」
講師 竹下哲生さん
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https://ameblo.jp/88farm/entry-12487449646.html