何かを始める時、つい足が すくんでしまう。
普通に 気軽に ふっと、歩き出せない。
最初の一歩が 出れば
大丈夫と 言われるけれど
本当?
崖っぷちからの 一歩だったら?
底の見えない ぱっくりとした 裂け目が
口を 開けていたら?
霧が濃くて、前が 見えなかったら?
怖い怖い。
でも、
生きていると、知らず知らずに
歯を食いしばって、涙をこらえて
助けて 助けられて
転んでは また 起き上がってを
くり返している。
今まで 何とか 生きて来れたのは
それが セーフティーネットとなって
自分を 守ってくれたから。
たくさんの失敗や 楽しかった事
優しい 気持ちや
自分の中の 愛情は 命綱となって
ぎりぎりのところで 守ってくれる。
自分で 命綱を 切らない限りは。
人のせいにしたり
本当の自分に 言い訳を した時には
うまく やり過ごしたと思っても
セーフティーネットは破れ、真っ逆さま。
落ちてしまっても 終わりじゃない。
少し悪態ついて 落ち着いたら
深呼吸して、上を向いて
足場を見つけて 登って行く。
今度は花を 踏まないように
見た目が 綺麗な 毒キノコを 食べないように
差し伸べられた手を 振り払わないように。
最初の一歩は 不安で 怖いけれど
不安は わくわくの詰まった くす玉で
怖い気持ちは くす玉に繋がっている
一本の 紐のようなもの。
えいっと 一歩 踏み出してみる事で
ぱかんと くす玉が割れて
場面が 変わって、景色が変わって
登場人物が 変わって、衣装が 変わって
セリフが 変わって、新しい世界が 現れる。
ふっと出した 一歩先は
どこに 続いているのか
歩いてみないと 分からないけれど
きっと 自分の決意や 夢や 想いで できた
見えない 道があって
自分が決めて 踏み出した 一歩には
どんな道でも 間違いはない。





