親って 何なのだろう。

 

親という字を じっと見てみた。

 

木の上に 立って 見る。

 

べったり隣でも、すぐ近くでもなく

寝っ転がったり、座ったままでもなく

 

何かあったら すぐに 動けるよう

 

全体が 見渡せるよう

 

木の上で 立って 見るのだ。

 

漢字の本当の意味は 違うのだろうけれど

何となく、自分にしっくり きてしまった。

 

木の上から 駆け付けるには

少し 時間が必要だ。

 

その間に、子供はきっと

自分で 解決できる かもしれない。

 

大丈夫だと 見届けたら、親は また

木の上に戻って、じっと 見守る。

 

子供との 距離感は 難しい。

 

やりたい事を 応援したいし

 

怪我や病気が 心配だし

 

悩み事が無いか

 

傷ついていないか 気になるし。

 

でも、そばに寄りすぎると

 

親の熱意が 子供に伝わりすぎて

 

半熟卵が カチカチの 固ゆでになったり

 

親の気持ちが 子供の心を かき混ぜて

 

お月様のような 目玉焼きを作ろうとしているのに

スクランブルエッグに してしまうかもしれない。

 

離れすぎても

その姿を 見失ってしまう。

 

だから、少し離れて

全体を見渡せる 木の上で

 

じっと 見守るのだ。

 

ここに居るからね

という 安心感に 包まれ

 

子供が ひとりで 歩けるように。