嫌な事を 何度も 思い出してしまうのは

なぜだろう。

 

嫌な思い出は 昔拾ったものなのに

嫌々 ずっと持っている。

 

握った手の中では

もはや形が なくなって

バラバラになっているのに

手放せない。

 

強く握りしめるほど

それはさらに 細かい砂となり

爪の奥や 傷の中にも 入り込む。

 

ぱっと手を開けば、砂は 風に運ばれて

跡形も無く 消え失せるのに。

 

砂の行方も 追ったりしない。

 

あとは、パンパンと手を叩いて

きれいな水で手を洗いましょう。

 

時の流れは

絶えず流れる 水のようなものと

古人(いにしえびと)も言っている。


傷ついた手のひらは

綺麗な水で洗われ

傷は だんだん癒えて行く。

 

さっぱりしたーと思っても

あれ、気づけば まだ握っている。

 

細かい砂も

手を握り締める癖も

そんなに簡単に 無くなるはずがない。

 

まずは力を抜いて

硬く握った手を ほどきましょう。

 

少しずつ、ゆっくりと。

 

開いた手で 何を掴むかは

私の自由。