こんにちは。
ときめくマグカップ問題と介護の問題に揺れる奈央でございます。
先日、「となりのシムラ」を拝見しました。
むっとさせたりクスッとさせながら、ほろりとさせる等身大のおじさんを演じる志村さん。
お見事でした。
昭和にも平成にも令和にも通じる哀愁漂う喜劇でした。
正直に言うと、私はバカ殿が好きではありません。
旦那や子供がゲラゲラ笑う、大量のわさびを食べたり(フリですが)、竜ちゃんが水責めやローション責めにあってる姿を見るのが苦手なんです。
バカ殿だけでなく、別のお笑いでもそう感じちゃう💦
ドリフは、強ーいいかりやさんをやっつけるので、まだ笑えてたんだけどね。。。
でも隣のシムラは全然違う。
ひとみちゃんとか、変なおじさんとかのキャラを着ないで、素に近い等身大のイチ親父。
自分が家長や上司という強い立場でありながら、だからこそ責められたり無視されたりしてしゅんとなる姿が切なくて愛おしくて、笑える。
すごくいい芸人さんでしたのに……
これからもっともっと新境地が見られるはずだったのに……と、心の底から思いました。
その志村さんと絶対に比較されて
「志村ごうを観てみたかった」と言われることを百も承知で、代役を引き受けたジュリー。
それを目にする度にこれを思い出します。
(アップ主さまいつも聞いています。ありがとうございます)
この三昧シリーズでジュリーが語っていたのは、「僕に近しい人はやれない」
「条件次第ではやれないことはないけど、自らの企画ではやれない」でした。
山田監督側からお話が来て、「お昼からなら時間が取れます」とお返事をして、誰にも確認取る前に自身の判断で承諾の返事をしたと風の噂で伺いました。
ほろりとくる喜劇映画を撮る山田監督に頼まれての、あの喜劇芸人、志村さんの代役。
白羽の矢が立った以上、断って他の人に話が行くのは絶対に嫌だったんだろうなと思う。
ジュリーが考えうる限りの喜劇的要素をたくさん入れて役作りなさったと思うの。
ボツになった演技プランもあったと思うの。
「ミュージシャンの宿命で、隙間隙間に出来ることを探しちゃうの」と何のお芝居だったかで言ってらしたし。
ちょっとした仕草に志村味を感じる方もいれば、全然感じなかった人もいる(私だ😅)
たぶん感じた方は、ドリフの志村さん味を感じたのかな、と思う。
私は隣のシムラ味を想像してたから感じなかったのかもしれないです。
まぁ、一番大事なのは、映画を通して山田監督が伝えたいことが伝わっているかどうかなんだけどね。
「志村さんで観たかった」
そのワードを見聞きするたび、ジュリー三昧のあの言葉を思い出すのでした。
そしていい評価も悪い評価も「注目度」として受け入れてしまうジュリーは、「もっと話題になって欲しい」と横浜の片隅でキネマの神様の行く末を見守ってるに違いない。
っていうかもしかしてもう一年を通してやるあのお仕事に着手しながら、追加公演についていろいろ考えているんじゃないかな😅
ライブ……どうなるのだろう。
ジュリーの歌とトークが聞きたい。