2026年1月18日のNew York Timesに「高齢の親や親族が金銭的な過ちを犯すのを防ぐ方法」という記事が掲載されていました。
アメリカでも高齢の親や親族が、詐欺や不適切な投資によって金銭的な被害に遭うケースが増えているとのことです。そして、家族として「何かおかしい」と感じても、本人に聞き入れてもらうのは簡単ではないそうです。
私も90代の両親が、今は二人でなんとか暮らしていますが、かなり心配です。特に、使い慣れていない父のスマホに何か入ると、知らないところならば返信する必要はないと言っているのに、返事をしようとしたり。。。心配は尽きません。
この記事では、高齢者が金銭的なトラブルにあわないために、事前にできる予防策や、適切な関わり方が書かれていました。
この記事のポイントは以下の通りです。
・高齢者が詐欺の標的になりやすい理由
高齢者は長年にわたって築いた資産を持っていることが多く、詐欺の標的になりやすいとされています。また、年齢を重ねるにつれて判断力や注意力が低下することもあり、金銭的な意思決定が難しくなる場合があります。
専門家によると、金銭的な搾取は経済的な損失だけでなく、不安や抑うつ、健康状態の悪化につながることもあるそうです。つまり、守るべきなのは「お金」だけではなく、生活の安心そのものだと言えます。
・よくある金銭トラブルの種類
高齢者を狙うトラブルには、さまざまな形があります。
- 親族や知人による金銭的な搾取
- 年齢や生活状況に合わない高リスクな投資
- 投資話や税務署職員を装ったなりすまし
- 恋愛感情を利用するオンライン詐欺
- 偽の小切手や送金を使った詐欺
最近では、SNSやオンラインゲーム、メールをきっかけに被害が広がるケースも増えています。
・注意すべき危険信号
次のような兆候が見られた場合は、慎重に様子を見る必要があります。
- 「必ず儲かる」「今すぐ決断が必要」と急かされている
- 内容のわりに話がうますぎる
- お金の話を急に隠すようになった
- 同じ送金や寄付を何度も繰り返している
- 最近、物忘れや生活上のミスが増えている
これらは詐欺だけでなく、認知機能の低下が関係している可能性もあります。
・話し合いで大切にしたい姿勢
金銭的な問題を指摘する際、最も重要なのは「共感」です。
「それは間違っている」「だまされている」と決めつけると、会話はすぐに閉ざされてしまいます。
まずは相手の話を聞き、「なぜその話に興味を持ったのか」「何を実現したかったのか」を丁寧に尋ねることが大切です。叱るのではなく、理解しようとする姿勢が信頼関係を保つ鍵になります。
・家族だけで抱え込まない工夫
場合によっては、家族以外の第三者を交えることが有効です。
- 金融の専門家
- 信頼できる銀行や金融機関
- 中立的な立場のアドバイザー
「専門家に相談する必要があると言われたから」という形にすると、家族間の対立を避けやすくなります。
・事前にできる具体的な予防策
トラブルが起きてからではなく、元気なうちに対策を考えておくことが重要です。
- 詐欺が増えているという事実を共有する
- 銀行口座の通知や取引制限の仕組みを確認する
- 閲覧専用で口座を見守る方法を検討する
- 信頼できる連絡先として家族を登録する
- 信用情報の凍結など、制度を活用する
本人の意思を尊重しながら進めることで、受け入れてもらいやすくなります。
・認知機能の変化にも目を向ける
金銭的なミスが、認知症などの初期サインである場合もあります。最近の体調変化や生活上の困りごとが重なっている場合は、医療機関での相談も検討するとよいでしょう。
お金の問題をきっかけに、健康面のサポートにつながることもあります。
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