在米ふじ子のリタイア生活徒然日記と備忘録

在米ふじ子のリタイア生活徒然日記と備忘録

2024年に在米歴33年、62歳になり、長年勤務していた仕事をリタイアしました。アメリカのメディアに掲載された記事などで、おもしろいと思ったものを紹介したり、昔のことを思い出したり、今のリタイア生活について書いたりしています。ぜひお付き合いくださいね。

ADHDの診断

 

2026年1月23日のWall Street Journalに「40代になってADHDだと診断されました――あなたもそうかもしれません」という記事が掲載されていました。

 

この記事では、40代になってからADHD(注意欠如・多動症)と診断された筆者自身の体験を交えながら、ADHDの診断が増加している背景が語られていました。

 

特にここ数年、大人になってからADHDと診断される人が増えており、なかでも女性の増加が目立つと指摘されています。

 

以前にも、成人になってからADHDと診断された例をブログに取り上げていますので、併せてご覧ください。

 

 

この記事のポイントは以下の通りです。

 

・「気のせい」ではないADHD増加の実態

 

近年の調査によると、成人の一定割合が「自分はADHDかもしれない」と感じていることが分かっています。

 

特に、20代後半から40代の女性における診断数は、ここ数年で大きく増加しました。SNSの普及も、この流れに影響を与えています。
 

ADHDに関する動画や投稿は膨大な数にのぼり、症状への気づきを促す一方で、誤解を招く情報も少なくありません。

 

専門家の間では、「誰もが当てはまりそうな特徴」と「医学的診断としてのADHD」を区別する必要性が指摘されています。

 

・ADHDは「注意力がない」状態ではない

 

ADHDは単なる不注意や怠慢ではありません。記事では、ADHDとは「注意を向ける能力」そのものではなく、「注意をコントロールする力」の特性であると説明されています。

 

‐強い集中状態(過集中)に入ることがある

 

‐重要だと分かっている行動を、なぜか実行できない

 

‐感覚刺激(音・光・触感)に過敏になりやすい

 

こうした特性は、本人の意思や努力だけではどうにもならない場合があります。

 

・なぜ女性は見過ごされやすかったのか

 

ADHDは長らく「落ち着きのない男の子の障害」というイメージで捉えられてきました。
しかし、女の子や女性では症状の現れ方が異なることが多く、子ども時代に見逃されやすいことが分かってきています。

 

・ぼんやりしている
・空想が多い
・周囲に合わせて「うまく振る舞う」

 

こうした特徴は問題視されにくく、成績が良ければなおさら診断に結びつきません。その結果、大人になってから「努力不足」「性格の問題」だと思い込み、自己評価を下げてしまうケースもあります。

 

・大人になってからの診断がもたらすもの

 

記事の筆者は、40代で診断を受けたことで、長年感じてきた違和感に説明がついたと語っています。一方で、「安心」だけでなく、「ショック」や「恥ずかしさ」を感じる人も少なくありません。

 

治療や支援の方法は人それぞれで、
 

・カウンセリング
・生活習慣の工夫
・コーチング
・薬物療法

 

などが組み合わされることが一般的です。ただし、すべての人に同じ効果があるわけではなく、「自分の特性を理解し、付き合い方を見つけること」が重要だとされています。

 

・「欠陥」ではなく「特性」として捉える視点

 

この記事の筆者はADHDを完全に消し去る対象ではなく、自分の一部として受け入れようとする姿勢を見せています。

 

注意が散りやすい一方で、


・物事への気づきが多い
・発想が豊か
・エネルギーが外に向きやすい

といった側面もあります。

 

ADHDは「できないこと」だけでなく、「違ったやり方で世界を見ている」という特性でもあります。

 

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