例えば空から卵が落ちてくる。
そのまま行けば地面にぶつかって粉々に砕け散る。
地面と接触する前になんとか孵化をして、本能で飛ぶ。
およそ不可能な可能性しか残っていない。
しかしだ。
粉々に砕け散ることで、一体何がかわるのだろう?
一つが無数になるだけで、それは卵だ。自身から見れば。自身が信じていれば、だ。
だけど
無数を掻き集めても同じにはもう戻らない。
新しいカタチを探すか?
流れに任せるか?
何をもって、自分とするか。
新しいカタチか
流れの終わりか
外見も中身も変質しきったその姿さえも
知らね分かんね
ずっと昔から
ずっと先まで
ずっと今の中
最初の卵も
最期のナニカも
死ぬことが救いだと感じていたあの時期も
生きて意地でも足掻ききったろと叫ぶあの声も
世界でお前1人が孤独なんだと襲う夜も
醜い醜い醜い現在も
数えたらキリがない
肝心なことは全然ない
本当の
本当の
本当の本当
与えられたもので生きるんだ。
切り拓いた状況を楽しむんだ。
怖いことだらけ
嫌ことばかり
辛い思い
それしか知らねー訳じゃねーんだから
進め。