私は怒っている。

伝えた言葉が、全て、一片たりともあますことなく自身に刺さる。
「それをお前が言うの?」
耳元で、聞きなれた声がする。

いつ死んでも構わないと思っていた。
どこで倒れたって、かまやしないと。

ばかたれ。


きっと

あなたを大切に思う人は、あなたが思う以上にたくさんいる。

きっと

俺なんかを大切に思う人も、俺が思うよりも少しはいる。

だから

大切にしなきゃならない。

絶対に

大切にしてほしい。


今日も明日も

ずっといつも、いつまでも





崩れゆく鉄塔が茜色に染まる。

夏が終わる日の記憶。



年を経て、青春をどこかに置き去りにしてきたのだろうか?
もしくは、それは失われてしまったのだろうか?



馬鹿をいうな。
引き連れているではないか。
その1秒を。血の一滴を、余さず。

こぼれ落ちた時間を受け止めたその小さな器を、

自分と呼ぶのだ。