過ぎる人がふいに
「割にあわねぇな」って。
何とはなく、その言葉に安心している。
生ぬるい惰性の澱に沈む
心も
体も
あぁ、手を伸ばしても
あぁ、声を枯らしても
あぁ、目を凝らしても
あぁ、息を切らしても
いく夜も
いく夜も
抱えて
震えて
丸まって
だけどそれでも
それでも息は続くのね
鼓動が痛みを呼んだとて
痛みが涙を呼んだとて
涙が思いを呼んだとて
朝を迎える意味を
意味を
息吹を
愛された分だけ強くなろう
悔やんだ分だけ勇気をもとう
挫けた分だけ立ち上がろう
泣いた分だけ前をむこう
嘆いた声を抱きしめよう
震えた声をさらけ出そう
拙い声を私と誇ろう
消えない思いをうたにしよう。
諦めをうたうほどに
戦いきってはいないのだから。
愛された分だけ強くなろう。
愛した分だけ強くなるから。
愛された分だけ強くなろう。