先週末に



高体連の地区大会が行われた所も多いと思います。







私も先週土曜日に時間を作り



以前遠方から



腰痛などで通われていた高校生の生徒さん達が出場する



ソフトボールの試合を見に出掛けました。







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このチームの副顧問は



私の高校時代の友人でもあるので



どんな試合をしてくれるのか



とても楽しみにして出かけました。







そして、



この日の結果は



2試合中2試合とも危なげなく圧勝







しかし副顧問の友人には



全く満足できない試合だったらしい…。







そりゃそーだ、



彼女とは高校時代に一緒にプレイしましたが



私が見る分には



彼女はあの時代、同世代の中で



間違いなく日本一のショートだったと



今でも思うほどの天才なのだから







そんな友人を



満足させられる試合をしようとなると、



相当の精神力と集中力を出さなければならないでしょうガーン







去年の震災で友人も



部員である4人の生徒達も被災しました。



在籍していた高校は



原発事故によってサテライト校となり



今年の新入生は数人…。




そしてソフト部には



新入部員が入りませんでした。



故にソフト部は今年から休部となることに。







今年の進級を前に生徒達は



このままソフトをせずサテライト校で過ごすか



ソフト部が存在している他の高校に転校して



ソフトボールを続けるかの選択を迫られました。






そして、



生徒達は他校に転校してまでも



ソフトボールを続けることを選んだのです。







だってみんな元々、ソフトボールをしたくて



その高校を選び進学してきたのだから。







幸い、生徒たちの転校が決まった後



4人の生徒の内3人が転校先する高校へ



友人も転勤することが決まり、



現在その3人の生徒と一緒に



部活動を続けています。






友人の母校でもあった高校を



離れざるを得なくなった生徒達に



母校や生まれた町の精神を



いつまでも誇りに思い続けられるよう願いを込め



私は地元の友人と協力し



Tシャツを作り贈らせてもらいました。




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プリントされているこの英文は



浪江町のHPに載っていた



馬場町長さんの言葉である



『天高く 澄み切った青い空 浪江町』を



地元の友人に英訳してもらったもの。







避難生活を強いられる中



『こんな事になったからこそ生徒達が、「あの時ソフトボールを続けて良かった」と、後で思えるようにしてあげたい。』



と語った友人。







バラバラになった生徒を集め



使用できるグランドもままならない内から



工夫して練習を重ねてきました。







そんな友人は



生徒を叱る言葉もハンパない





津波で家を無くした生徒や



原発事故で自宅に戻れない生徒達に対しても



甘い態度が少しでも見られると




「被災したからってみんなの優しさに甘えやがって。津波様々だな、おい



みたいな





(あ、友人は叱る時の言葉はキツいですが、レッキとした女性ですのでニコニコあせる。)







でもそれも、



同じ苦しみや悲しみを味わい



同じ境遇にあるからこそ言えるセリフ。






生徒達もそれが分かっているので



友人に一生懸命、



健気に付いていこうとしています。







震災以来、



彼女に会うと必ずアタマをよぎる歌詞。





「手を取り



駆け抜けた思い出が



今も燃えているなら



僕らは負けないだろう」






…ってこの日も



この言葉がアタマをよぎりましたが、



負けないどころか



彼女、すでに勝利してますから



と、自分にツッコミ入れたくなるほど



益々達観していた友人でした







県大会は



元日本一ショートの友人を



納得させられるような試合ができるよう



全てをぶつけて戦って欲しいです





自己管理を徹底し



体調を万全にして



存分に挑んで下さい