さて今回はこの間の続きを紹介していきます。
●入りの練習をしよう
美しい綺麗な線といえば入りと抜きがある線です。
ただ抜きを作ることはそれほど難しくないので、
入りを中心に練習します。
綺麗な入りを作るためには、
「どう入るか」が重要なポイントです。
ほとんどの人は綺麗な入りを作るために、
腕を動かしながらナナメにペンを入れていく方法を思い浮かべると思います。
例えるならば飛行機の着陸のようにペンを動かすわけです。
しかしこの方法だとポインタで描き出しに照準を合わせることができません。
また予備動作も大きいのでブレやすくなります。
ペンタブは紙で描くよりも座標の合わせがシビアです。
ペンタブだとちょっとのズレが画面上では大きなズレに変わります。
ここはやはりナナメにペンを入れるのではなく、
真上からペンを入れることが望ましいです。
(真上はあくまで感覚的なものです。
絶対に真上から入れるわけではありません)
真上からペンを入れればポインタでしっかり狙いを定めることができます。
またペンを下に降ろすだけなので予備動作も少ないです。
このように真上からであれば、
ナナメから入れるよりもはるかにブレずに描き出すことが可能です。
●ポインタを狙った位置に合わせよう
ペンタブで線を引くときにまず意識するべきことは、
ポインタをしっかり狙った位置に合わせることです。
モニタを見ながら描く以上、基本的にポインタを頼りに線を引いていきます。
描き出しの最初の一番肝心なところなので、
ペンタブに慣れないうちはポインタを集中して見るようにしましょう。
ポインタがズレているとその後もすべてズレることになります。
ポインタは線が太いほうが合わせやすく、
線が細くなるほど合わせづらくなります。
ポインタ合わせは最初は太い線から始め、
次第に細くしていくと良いでしょう。
お絵描きソフトには何種類かのポインタの形状が用意されていますが、
自分が最も合わせやすいものを選びましょう。
個人的にはペンや鉛筆を模したイラスト型のポインタは避けたほうが良いと思います。
私は鉛筆もペンもブラシもすべて丸型のポインタ(ブラシサイズ)を使っています。
●その他のペンタブで描くときのポイント
①解像度を上げる
ペンタブで線画を描くときは、解像度を上げて描いてください。
解像度が低いと線の入り抜きが綺麗に出ないことがあります。
基本的にはA4サイズの350dpiあれば充分かと思います。
②手ブレ補正機能を使う
手ブレ補正機能は初心者でも美しい線が引けるたいへん有難い機能です。
この機能の特徴としては、
数値の上げ下げによってペンを動かすスピードを変える必要があることです。
例えば数値が0のときはペンを素早く、
数値が100のときはペンをゆっくりと動かすことで美しい線が引けます。
もし仮に数値0でペンをゆっくり動かせば線はガタガタになりますし、
数値100でペンを素早く動かせば入り抜きが無駄に長いバランスの悪い線になります。
このように手ブレ補正機能の数値と描くスピードには相関関係があり、
言い換えれば自分の描くスピードに最も適した数値があるということになります。
ぜひ様々な数値を試し、
美しい線を引くのが楽で、
さらに入り抜きの長さが適度になるベストな数値を探してみてください。
③紙を貼り付ける
ペンタブの描画面のツルツルが気になる場合は、
ペンタブの上に紙を貼り付けると多少ツルツルが改善します。
紙はコピー用紙で充分です。
他にも試してみたい場合は、
ケント紙、カッティングマット、ラミネートフィルム、
などが候補になります。
ただしペンタブの芯の減りは早くなります。
また通常のペンタブの使い方ではありませんので、
試すときは自己責任でお願いします。
●最後に
今回紹介したこの方法はペンタブでのペン入れ時での線の引き方です。
えんぴつやGペンなどのアナログ時、
もしくはラフの線の引き方ではないことに注意してください。
またアニメーターなど職業によって求められる線の引き方が変わります。
今回紹介した線の引き方が正解かはわかりません。
なりたい職業がある場合は、
その職業の線の引き方についてよく知ることが重要です。
可愛い女の子を描くカギはいかに美しい曲線を描けるかだと私は思っています。
ラフのときにいかに可愛く描けても、
クリンナップで線がガタガタだと魅力は半減してしまいます。
ペンタブでのペン入れはなかなか骨の折れる作業ですが、
ポインタをしっかり合わせる
真上からペンを入れて、
描画面に触れた瞬間ペンを動かす
を実践していただければ多少楽になります。
ぜひ一度試してみていただければと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。

