ここ最近、以前働いていた雑貨店のことを
振り返りながら、
仕事について記事を書いています。
最初は、
「そういえば私、
どうしてこの仕事を選んだんだっけ?」
そんなところから始まりました。
そこから、
私はどんな仕事の仕方が好きだったんだろう。
仕事に何を求めていたんだろう。
今の私とは、何が変わったんだろう。
そんなことを考えていたら、
思っていた以上にいろいろなことが
出てきました。
そして、またひとつ。
「あれ?」
と思ったことがありました。
私は15年働いた雑貨店を辞めた理由を、
「人間関係がしんどくなったから」
だと思っていました。
もちろん、それは間違いではありません。
実際に人間関係でしんどいことがありましたし、
「この人とは、もう一緒に仕事をしていけない」
と思ったことが、
辞める大きなきっかけになりました。
今振り返ってみても、
「あの環境の中で働き続けるのは、
やっぱり無理だったな」
と思います。
だから、人間関係がしんどかったことまで、
「私の捉え方の問題だった」
と思うつもりはありません。
でも、
前の仕事について少しずつ振り返っていたら、
「本当に、それだけだったのかな?」
と思うようになりました。
人間関係でしんどくなる前から、
私は少しずつ仕事そのものにも
疲れていたように思います。
以前は好きだった流行の商品に、
あまり興味を持てなくなっていた。
仕入れにも迷うようになっていた。
思うように成果が出ず、売上にもつながらない。
それまで楽しかった仕事が、
少しずつ「しんどいもの」に変わっていました。
辞める時にも、
「仕事についていくのがきつい」
ということは伝えていました。
だから当時の私も、
仕事そのものがしんどくなっていることには、
どこかで気づいていたんだと思います。
それでも私の中では、
「辞める一番の理由は、人間関係」
になっていました。
今回それに気づいて、少しだけ、
「あの時、
人間関係を一番の理由にしてしまって、
相手にも悪かったな」
という気持ちも出てきました。
でも、だからといって、
「人間関係は関係なかった」
ということでもないんですよね。
仕事そのものがしんどくなっていた。
人間関係もしんどかった。
そして、
その人間関係が「もう辞めよう」と決める、
大きなきっかけになった。
今の私から見ると、
そんなふうだったのかもしれません。
そして、もうひとつ思ったことがあります。
もし、
あの人間関係の問題が起きていなかったら。
私は仕事への違和感を抱えながらも、
まだしばらく続けていたような気がするのです。
「仕事だから仕方ない」
「長くやってきたんだから」
「もう少し頑張れば」
そんなふうに続ける理由を見つけながら。
そして、
その時々で別の「しんどい理由」を見つけては、
そこに気持ちを向けながら、
本当は自分が仕事そのものを
どう感じているのかを、
見ないままにしていたかもしれません。
あの出来事が良かったとは思いません。
しんどかったことは、しんどかった。
でも結果として、あの出来事が、
それまでの場所を離れるための
大きなきっかけになった。
今は、そんなふうにも感じています。
もしあの頃、
仕事がまだ楽しくて、
扱っている商品が大好きで、
「私はまだここで働きたい」
という気持ちが強かったら。
同じような人間関係の問題が起きても、
私は辞めずに、
何とかする方法を探していたのかもしれません。
もちろん、今となっては分かりません。
でも少なくとも、
「人間関係だけが原因だった」と、
ひとつの理由だけで考えなくても
いいのかもしれないな、と思いました。
考えてみると、
起きていたことだけを見れば、
「仕事がしんどい」
「この人とは一緒に仕事をしていけない」
とてもシンプルだったのかもしれません。
でも、その裏には、
仕事が好きだった気持ち。
うまくいかなくて苦しかった気持ち。
結果を出したかった気持ち。
認められたかった気持ち。
まだ頑張らなきゃと思う気持ち。
もう辞めたいと思う気持ち。
いろいろな気持ちが、
同時にあったように思います。
当時の私は、
それをひとつひとつ分けて考えることなんて
できませんでした。
ただ「しんどい」と感じていました。
今になって振り返ってみて、やっと、
「あの時の私、
いろんなことを感じていたんだな」
と思います。
仕事を辞めたい時。
今の職場がしんどい時。
私たちは、
「上司が嫌だから」
「人間関係が悪いから」
「仕事が向いていないから」
「給料が安いから」
そんなふうに、
分かりやすい理由を
ひとつ見つけようとすることが
あるのかもしれません。
でも本当は、ひとつだけではなく、
いくつもの気持ちが重なっていることもある。
人間関係は嫌だけど、仕事は好き。
仕事内容は嫌いじゃないけれど、
今の働き方はしんどい。
仕事には感謝しているけれど、
違う方向へ進みたい。
辞めたい気持ちもあるけれど、
すぐに辞められるわけではない。
どちらかひとつが「本当の気持ち」で、
もう片方が間違いというわけではなくて、
どちらも、
自分の中にある気持ちなのかもしれません。
今回、前の仕事を振り返ってみて、
私は当時より少しだけ、
「あの時はいろんなことが重なっていたんだな」
と思えるようになりました。
人間関係がしんどかったことも本当。
仕事そのものがしんどくなっていたことも本当。
そして、
あの出来事が辞めるきっかけになったことも。
辞めるという選択をしたことも、
今は後悔していません。
原因をひとつに決めなくてもいい。
そして
過去の自分に、
「本当はこうだったでしょう?」
と、新しい正解をつけなくてもいい。
ただ、
「あの時の私は、
いろんなことを感じていたんだな」と、
今になって
気づくだけでもいいのかもしれません。
もし今、
「仕事がしんどい」
「辞めたいけれど、
どうしたらいいのか分からない」
そんな気持ちがあるとしたら、
すぐに「辞める・続ける」を決める前に、
私は今、この仕事の何がしんどいんだろう。
それでも好きなところはあるんだろうか。
何が変われば、
もう少し続けたいと思えるんだろうか。
それとも、
もう違う方向へ
進みたいと思っているんだろうか。
そんなふうに、
自分の中にある気持ちをひとつずつ見てみる。
そこから見えてくるものも、
あるのかもしれません。
9月30日まで募集していた
「仕事のお悩み|無料モニター」は
受付を終了しました。
今回募集をしてみて、
私も改めて「仕事」について
考える時間になりました。
そして、もう少し気軽に
「自分のことを知るきっかけ」として
鑑定を受けていただける形にしてみたいと
思うようになりました。
そこで、今度は
「仕事についての無料鑑定」という形で
改めて募集をしてみようと思っています。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
仕事について振り返る中で、
私自身まだまだ思うことも出てきています。
もう少し、
このテーマについて書いてみようと
思っています。
灯心師 仁美