今日、入院中の主人から電話がありました。
新しい洋服を一着買ったそうで、
「これからは、洋服を汚さないようにする」
と話してくれました。
私は思わず、
「お酒飲まなきゃいいんだよぉ😂」
と、笑いながら返しました。
すると主人も、
「あ〜、そこに行き着くわけね」
と笑っていました。
何気ないやり取りでしたが、電話を終えてから思ったんです。
「あれ? 今の私、なんだか軽かったなぁ」
同じ言葉なのに、何かが違った
以前にも、主人に同じようなことを伝えていました。
でも、あの頃の言葉には、たくさんの思いが乗っていたと思います。
お願いだから、お酒を飲まないでほしい。
飲まない方がいいって、気づいてほしい。
もう、汚れた洋服を洗いたくない。
そんな切実な思い。
汚れた洋服を洗うことへの嫌悪感が、いつの間にか主人自身への嫌悪感にもつながっていました。
仕事から帰る朝には、
「今日は生きてる? 死んでる?」
そんなことを思いながら帰宅していた時期もあります。
心配して、疲れて、また心配して。
とうとう、
「もう、生きてても死んでても、どっちでもいいや」
そう思うほど、心に余裕がなくなっていました。
今、軽くいられる理由
主人は今、入院しています。
離れて暮らすことで、私の日々の負担はかなり減りました。
主人の状態をいつも気にかけたり、汚れた衣類を洗ったり。
そうした日常から、今は離れています。
だからこそ、心に余裕が生まれているのだと思います。
今回、笑いながら言えたのも、その影響は大きいはずです。
自分の考え方が変わったから、何でも軽く受け止められるようになった。
そんな単純な話ではないんですよね。
実際に負担が減っている。
安心できる距離がある。
それも、今の軽さにつながっているのだと思います。
今までとは、少し違う感覚
主人は、これまでにも入院したことがあります。
以前は、退院後のことをいろいろ心配していました。
「退院してきたら大丈夫かな」
「仕事はどうするんだろう」
「また同じことにならないかな」
でも今回は、不思議なくらい、その心配があまりありません。
「まぁ、どうにかなるやろう」
「本人のことは、本人がどうにかするやろう」
今は、ただそう思っています。
諦めたとか、安心したとか。
特別な感情があるわけでもなくて。
なんでかなぁ。
よく分からないけれど、今は無理に理由を探さなくてもいいかなと思っています。
この軽さを、覚えておきたい
今日の電話のあと、私が思ったのは、
「私、変わったなぁ」
ではありませんでした。
「この軽さ、主人が退院してきても持っていたいなぁ」
そんな気持ちでした。
もちろん、また心が重くなることもあるかもしれません。
イライラする日も、気持ちが揺れる日もあると思います。
それでも、以前のように、すべてに引っ張られてしまうのではなく。
今の私は、できるだけ自分らしくいることを大切にしたいと思っています。
主人との関係をどうするか。
主人をどう変えるか。
今は、そこをあまり考えていません。
それよりも、
私は、どんなときに心地いいと感じるんだろう。
どんなときに、心が軽くなるんだろう。
そんな自分の感覚を、もっと知っていきたい。
心地よさや軽さを感じたときには、その感覚をゆっくり味わって、身体にも馴染ませておきたいんです。
ブレても、戻ってこられたらいい
これから先、ずっと穏やかでいられるとは思っていません。
腹が立つことも、落ち込むこともあるでしょう。
それでもいい。
ブレない自分を目指すのではなく、
ブレたときに、
「あぁ、私はこういう感覚が心地よかったんだ」
と思い出せたら。
そして、また少しずつ、自分の感覚に戻ってこられたら。
今は、それでいいと思っています。
今日の何気ない電話で感じた、あの軽さ。
忘れないように、大切にしておこうと思います。
自分を置いていかないために。
灯心師 仁美🍀