母親の葬儀も初七日の法要も滞りなく終えて

とりあえずやらなきゃいけない諸手続きも済ませ

ホッとした気持ちと母親が旅立った寂しさがごちゃ混ぜになって頭の中を駆け巡る

 

其の内遺品整理もしなきゃいけないのだろうけど・・・

これが結構大量に在る衣類が、そこそこおしゃれだっだからな袋。

 

年賀状や色々な書類などを片付けていたらB5の一冊のノートが出てきた

パラパラとめくると数ページに、シングルマザーとなって気丈夫に振舞い二人の子供を育ててきたお袋の弱音が記されていた。

 

誰にも相談することもなく呑み込んで、気丈夫に頑張ってきたことが改めて知ることが出来た。

 

一人暮らしから養護老人ホーム入居してまもなく流行りだした新型コロナのせいで丸二年ほどは面会もかなわず母親と話す機会は無くなり、やっと面会できるようになったら耳が遠く成ったせいも在るのか言葉を忘れたかのようにすっかり話さなくなってしまった。

 

昨年の秋に体調を崩し病院に、長らく入院することに、施設に戻れる見込み立たず、3か月ほどたったころ施設から退所していただけますかとの連絡。

退所の日家財を引き取りに行ったときに、施設での写真が在ったらもらえませんかとお願いしたら後日施設の職員の方が施設でのイベントになどで撮りためてあった写真をA4ファイル二冊にまとめて届けてくれた。

 

ファイルをめくると施設の中で楽しそうに過ごす姿がいっぱい、二年ほど会えななくてずーっと気になっていたけど楽しく過ごしていたんだと、ずーっと申し訳ないと思っていた気持ちが随分と楽になった。

 

そんなお袋は、最後まで弱音を吐くこともなく病院のベッドの上で静かに旅立ってしまった(/ω\)

 

「苦労かけさせたな、お袋。いままでありがとう。」