戦場に向かう家族

戦場に向かう家族

修羅場と化していく家族の記録である。

この家族は闘うためにこの国に来た。

母親と娘二人。

他にどこにも行くこ所はない。

この国のこの集落でしか生きていけない。

35歳の埋はとても二人の母親とは思えない若々しい美貌の持ち主だった。

17歳の長女、来は女性として完璧に洗練されていた。

次女の由は16歳にしてはまだあどけない可愛らしさと大人の体を持っていた。

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およそ4~50メートルの間隔で不均一に立てられたテントがある。

私たちも仮のテントを立てた。

 

姉妹があとから到着すれば本格的に出来る。

 

一番近い黒いテントが戦闘態勢に入っている。

姉はいつでも受けられるように胸と股間をテーピングして準備をしてる。

 

しかし、おへそを剥き出しに晒してる。

そこ弱いくせに!

 

恰好から入る強がりの姉・・・

薬指の第2関節を突き出した拳で臍に打ち込まれた理沙。


連続でへそばかりやられる理沙。


両手を取られて腹部をかばうことが出来ない。



理沙は(いっそ鳩尾に強く)と思った。

男は理沙の腹部の真ん中だけを何度もつま先で蹴り上げた。


理沙が動かなくなるとユリ亜に近づいて行った。


男はユリ亜が射程距離に入るとすぐさま鳩尾をつま先で蹴り上げた。


ユリ亜は理沙の隣で蹲ってもがいた。



3回に1回は的確なパンチが鳩尾に入ってくる。


二度続くと理沙の体は自然と丸くなって行く。


敵はみぞおちしか狙ってこない。

理沙は何度も同じ攻撃を受ける。


女だとすぐ鳩尾を狙われてしまう。



パンチを受けて意識が遠ざかる理沙は視線の方先に姉のユリ亜が写った。


ミゾオチを連続で受けていた。


もう終わりかなと思った。

理沙は下半身を守ることに神経を集中していた。


体の中心が最も弱い事を忘れていた。

理沙はすれ違うときは用心していたが振り向き様に肋骨の下を突き上げられて蹲った。


次が来ると思った。

理沙の自動小銃にはギョクが空!

髪の毛を掴まれて理沙はとっさにその手を払った。


銃身が相手に取られた。


理沙に向けられる。


玉は出ないが細く堅い銃身の先が理沙を襲った。


鳩尾に続いて臍部に深くめり込んだ。

 

体が丸くなって行く。


来ることは分かっていたが理沙は用心してドアを開けた。


人影というより鳥のように腕が伸びて来た。


理沙の胸を突き潰すようなチョップ!



痛みで目の前が暗くなる理沙


次に打ち込まれた水平突きの拳がみぞおちに。



理沙はもうどうでもいいと思ってその場に崩れた。



苦しくて闘えないな と思った。