映画人(えいがびと)・映画愛好家 名作映画・中野豊のご挨拶

映像は全世界の共通言語だと思っています。

映画を通じて様々な国の多くの出来事、様々な人生・大きな事件・渦巻く陰謀・想像を超えた夢の世界を知ることができます。スクリーンはまるでどこでもドアです♪

遠い地方の・遠い異国のみたこともない場所・文化・歴史を名作映画から探索する旅に皆様と一緒に出かけたいと思います。

私は幼少の頃から映画に囲まれ、映画に恋をし、映画をパートナーとしてこれまで生きてまいりました。

映画の中の感動・笑い・勇気の向うには何千何万ものドラマがありました。そして忘れることのできないプロットがいつまでも記憶というハードディスクに(幾分劣化しているようですが(苦笑))焼きついております……。

マリリン・モンローは冷蔵庫でショーツを冷やし(笑)、ジェリー・ルイスはぐにゃぐにゃな動きで美男子となさけない教授役を演じわけ、ブルース・リーを見て自分も強くなったような勘違いをし、ポセイドン号からは必死に脱出しようと登場人物と一緒になって船底を目指した冒険の記憶。現在のようには所有できない映像を記憶の箱にしまっていたら、いつの間にかカルトな帯に巻かれてしまったのかもしれないけれど……。

映画はあらゆる文化の集大成!鑑賞者の体現と映画がシンクロした時に起こるスパークが炎となって舞い上がります(メラメラメラ←炎の音)。

それでは新旧問わず「名作映画」の旅にでましょう♪

次は銀幕でお会いできればと思います。「人生は祭りだ!」フェリーニ監督『8 1/2』の台詞。

イッツショータイム!!

経 歴

昭和三十うん年(笑)東京都板橋区生まれ。

幼少の頃、伯父(中野松造)が「大映」の撮影技師で、スタジオにちょくちょく私を連れ出し、若尾文子、三益愛子、船越英二 等映画俳優やスタッフが遊んでくれたという陽炎のような思い出(ほとんど記憶はありませんが(笑))。

小学生低学年まではモノクロ真空管テレビジョンの映画劇場で育ちました。父が西部劇・戦争映画・コメディ映画の大ファンであった故、夕食後の映画鑑賞が毎夜のお楽しみ。

中学と大学時代は、映画狂が高じ自主映画を多数制作。このころから鑑賞作品のレビュー投稿癖がつき「新聞」「プレスシート」「キネマ旬報」等に掲載される。

学卒後、映画の繋がりは幅広い人脈に発展、テクノポップ・ファッション・モデル業界、ディスコ・クラブシーンと、さまざま分野でモニタリング活動を展開し、業界セレブリティとも交流をもつことができました。

また、映画の(『フレンチ・コネクション』『アニー・ホール』『タクシー・ドライバー』など)ロケ地をこの目でみたい!という強い衝動からニューヨークに長期滞在。

パソコン通信全盛時代は映画関連フォーラムで、数々のバトル作品(『タイタニック』『A..』『マグノリア』等)の擁護派として書きまくる。

その他、フィルムコミッションのロケ地誘致・映画制作現場への協力(大森一樹監督作品など)と、常に「映画」と接点をもつ生活を送ってまいりました。

東京国際映画際特別招待作品『マイノリティ・リポート』のプロモーションで来日した際の生スピルバーグを見かけただけで涙する、純情な()映画好きおやじでもあります。

現在は映画と人を結ぶ架け橋的役割を中心に、日々を楽しみながら映画と共においしい生活を送っております。

『死刑台のエレベーター』


■フランス映画オリジナル

驚くのはルイ・マルがまだ25歳。ホンの少し映画に携わりった後に、自分で資金調達をしてのデビュー作。

本作の成功が「ヌーヴェルバーグ」世代を呼び込んだ、きっかけになった一作と言ってもいいでしょう。

大手企業に所属している青年医師は、オーナーの奥方と密通しています。愛する気持ちが強すぎ……。

ついにはオーナーの殺害を計画する奥方。青年医師は完全密室殺人(自殺にみせかける)を実行。しかし、犯行直後に乗ったエレベーターが停止してしまいます。

マイルス・デイビスの即興ジャスに浮遊した、フィルム・ノワールの歴史的秀作です。

□1957年フランス映画/92分/監督:ルイ・マル/出演:モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー、ジョルジュ・プージュリイ、リノ・ヴァンチュラ

□日本語オフィシャルサイトhttp://www.zaziefilms.com/shikeidai/

□10月9日(土)から、シアターイメージフォーラム 他順次全国公開

【観シュラン★★★】



■日本映画リメイク

「あの人を殺して、私を奪いなさい」 のコピーに疼きますwww

さて、ここまでトレースしてしまうのか?という程「そのまんま東(極東日本)」。この手法はガス・ヴァン・サントがリメイクして大ブーイングを受けた『サイコ』(オリジナル=ヒッチコック監督)に詳しい。

本作は、スリラーでショッカー演出!初見でどっきりの『サイコ』とは違い、「サスペンス」であるルイ・マル版のストーリーを踏襲しているので、丸々コピー商品でも外してはいません。

ただ、ケータイがあったりテクノロジーが格段と進化している世界観をバックボーンとして考えるなら、エレベーターに閉じ込められた男が外部と連絡を取れないはずはないと思うことでしょう。

そこいらヘンは、強引に理屈をつくりあげておりますが、突っ込みを入れる楽しさもあります。ところで、エレベーターの保守管理はどうなっているのでしょうね?(←法的な縛りを知りません)

見所は、主演のお2人でしょう。タレント好感度男子No.1の阿部寛が殺人犯を演じ、良い人風美女の吉瀬美智子をファム・ファール役にあてたこと。

オリジナルの「ムード力」には及びませんでしたが……。

□2010年日本映画/111分/監督:緒方明/出演:吉瀬美智子、阿部寛、玉山鉄二、北川景子、平泉成、りょう

□オフィシャルサイトhttp://www.shikeidai.jp/index.html

□10月9日(土)から、角川シネマ新宿、渋谷HUMAXシネマ 他全国公開

【観シュラン★】