吃音に対する説明や配慮についての話し合いで、息子を連れて言語聴覚士さんと一緒に学校へ行ってきました
支援級に入学する子は入学前に面談があるので、それも兼ねてです
出迎えてくれたのは現在の支援級主任と情緒級担任でした
事前に言語聴覚士さんから「吃音の説明や配慮は私から学校にしますから、お母さんは息子くんの発達の説明をお願いします」と言われていました
言語聴覚士さんとってもテキパキした先生なので慣れてるのもあるんでしょうがサクサク話をすすめていきます
早い段階でクラスや学年に吃音のことを説明する場を学校が設けてほしいこと
些細なことでもからかいの芽はつんでほしいこと
何かあれば私(言語聴覚士さん)や保護者に連絡してほしいこと
発達面のことはSOSが出せない性格なこと
集団指示だけでは動けず個別指示が必要なこと
手先など身体を使うことが不器用なこと
吃音のことと体幹が弱いので言語療法、作業療法に通っていること
先生方からは
算数と国語は支援級で確定、あとの教科はどちらで受けるのも自由だと言われました
幼稚園の制作活動が苦手なので図工は支援級を希望しました
その話の流れで、昨年6月に文部科学省が「支援学級の生徒が支援級で過ごすのは、週の半分を目処にすること」という通達を出したのだと説明を受けました
インクルーシブ教育だそうです
けれど学校側はそんな杓子定規なやり方ではなく、子供の個性に合わせたやり方をしていると説明されました
子供の様子を見て交流(普通級)で過ごす時間は多くしたり少なくしたり、各自で違うということでした
仮に息子が普通級で過ごすことを嫌がったとしたら、支援級での授業に切り替えるなど柔軟に対応すると断言してくれました
あとドリルについて
計算ドリルと漢字ドリルも、普通級はドリルに書き込まずノートに写して繰り返し学習するそうですが、支援級の子は有料だけど書き込み式のドリルを注文出来ると言われ、注文することにしました
実物を見せてもらいましたが普通級で使っているものより字やマスが大きいです
支援級の子は書き写す作業にまず時間がかかる子も多いそうで、本当に学んでほしいことになかなかたどり着けないのでは本末転倒だから書き込み式の方が最初はおすすめだと言われました
あとはこちらからの要望として、登下校は他の子たちと同じように地域の班で学校に通いたいと伝えました
「保護者の方が付き添っていただけますか」と聞かれたので「はい勿論です」と即答
付き添うなら問題ないと言われました
6年間絶対に付き添うってことではなく、様子を見て問題ないようであれば付き添いはもういいと学校側から伝えますのとのことでした
1年生の間は付き添いになるのかなと予想してます
最後に「入学式は大丈夫そうですか?
入学式までの間に何度か体育館を見学したり、入学式前日に会場を見に来て頂いても構いません
前日はセッティングもしてあるので、見ておけば当日不安になったりしないかな?と思うんですが…見学がなくても大丈夫そうなお子さんですね」と言われ、見学は無しにしました
大人同士の話し合いが続き飽き気味だった息子に、情緒級の先生が「今から教室見に行ってみない?」と提案してくれました
息子「小学生いる…?」と不安そうに聞きました
先生「もう帰ったからいないよ」
息子「じゃあ行く」
先生が先頭に立って情緒級まで案内してくれました
中に入るとクールダウンスペースを覗いたり、おもちゃを見たり教室の中に興味津々な息子
息子「何でおもちゃがあるの?」
先生「休み時間に遊べるようにだよ」と言いながら幾つか出して遊ばせてくれました
最初はオドオドした様子だった息子は先生とおもちゃで遊んだら慣れてきて、情緒級を堪能した後「あっちは何があるの?」と廊下の向こうを指して尋ねます
先生が「何があるか見に行ってみない?」と誘うと「行く!」と嬉しそうにスキップ(みたいな足取り)しながら行きたい方向へ向かいます
図書室、理科室、家庭科室、音楽室…息子が「次はあっち見に行きたい」と言うと止めず連れて行ってくれて、その度教室の中も入らせてくれて説明してくれました
一通り学校探索をして玄関まで見送っていただき「では次は入学式で」と挨拶をして帰路につきました
言語聴覚士さんに「息子くんの様子を見て安心しました
学校大丈夫そうだね」と言われました
私もそうでした
リラックスして楽しそうに学校を見て回っていて安心しました
息子はすっかり魅了されたようで「あー小学校楽しみ楽しかったー早く学校行きたいな」と嬉しそうに言ってます
幼稚園の制服姿も園で過ごす姿を見られるのもあと僅かになりました
残り僅かだと思うと見慣れた日常風景が特別なものに見えてくるから不思議です