とうとう息子も療育の最終日を迎えました

1年半くらい通いました


私の感想で万人がそうだと思いませんが、療育の効果はよくわからんです…滝汗

療育に通って何か変わった?て聞かれたとしたら「いや特に…」て感想ですね


リハビリ病院の作業療法士さんが「1回45分の作業療法を月2回やるだけじゃ効果は薄い」とよく言うんですが、療育の場合担任の先生の諸事情で月1回だったし、薄いどころではないかもしれない…


通い始めた頃に比べて出来ることも増えたけど、それは年齢と共に成長したからってのが一番しっくりくる


自分が困っている時に困っていると言えない問題、集団指示聞いてないから個別指示が必要な問題など、学校へ行くにあたっての課題は改善せずでした


でも療育に通ってよかった?と聞かれたら、全力で通ってよかった!!と答えます


子供の発達に悩む保護者同士交流出来たこと、福祉に繋がって孤独から抜け出せたこと

この2つは私にとってすごく大きかったです


幼稚園では同じような発達に悩む人に出会うってなかなか難しく、普通の中に混じると劣等感やらしんどいことも多いのです


療育で「集団指示が全く駄目なの」「うちもー」と同じ悩みを持つ人たちと共感し話せることは私にとって有意義な時間でした


就学どうしよう?

この子はこれから先どうなるんだろう?

発達検査が怖い

懇談は傷つく


自分も吐露したし、相手の悩みを聞く時もありました

発達に不安がある子あるあるみたいな、そういうの言い合って「わかるわかるw」と笑い合えたことで少し楽になれました


悩でいるのは自分だけじゃなく、療育に通うみんな葛藤しながら、不安とたたかったり悩みながらやってるって知れたことで前向きな気持ちにもなれました


それから福祉って1つ繋がると他にもどんどん繋がっていけるので、息子の発達や幼稚園での様子に悩みながらも孤独だった頃に比べ、困った時に相談出来る場所があるというのは心理的に全然違います


息子の場合は吃音に悩んでいた時、市の言語聴覚士さんに相談出来て、そこから療育に繋がりました


当時を思い返すと、相談事は吃音だったはずなのに発達も気なる発達検査受けましょうと言われて「え?え…?」と戸惑う気持ちと、やっぱり発達おかしいんだって悲しみとで感情は忙しかったですが、自分だけじゃどうにもならなくて行き詰まってたことに打開策が見えてきた安心感もありました


療育に通うか通わないか迷っている人がいるなら療育は通った方がいいと私はすすめます


最終日は息子だけ少し早めに療育を終えて個室に移りました


療育担任「息子くんもうすぐ卒園式だよね

でもその前に今日はあゆみの卒園式です」


療育担任から息子へ、手づくりの賞状とメダルをいただきました

その後いくつかおもちゃを出して貰って、息子が遊ぶ横で受給者証の返納手続きとか書類を書きました


そして

「実は私も3月までなの。年度末で退職するんです

私はもう小学校に息子くんを見に行くことは出来ないんだけど、他の職員が行きますから」と切り出されました


あゆみは未就学児までですが、先生方は小学校に足を運んで、ここに通ってた子たちのその後の様子を見ているそうです


私「そうなんですか…大変な中お疲れ様でした

先生がいなくなると寂しいって言うお子さんや親御さんたくさんいるでしょうね

私と息子も寂しいです」


寂しいのは事実ですが…先生いっぱいいっぱいだったもんなーとも思いました

指導方針や言ったことが二転三転すること、息子の名前を間違えることがよくありました


諸事情で出勤をセーブしていらっしゃったんですが、かなり無理してるというか余裕が無いのが手に取るようにわかる状況だったので、仕事から離れてゆっくり出来るといいなって願ってます


色々あったし向こうも思うことあるでしょうが、お互い感謝の言葉を言って終わりました


いつも通りあゆみの出入り口まで見送ってくれた先生に最後の挨拶です


先生が「元気でね。小学校頑張ってね」と息子の手を取って言うと「うんわかった」と照れくさそうに返事しました


「長い間ありがとうございました。先生どうかこれからもお元気で」と挨拶をしたら

「お母さんもお元気でね

息子くん、先生ずーっと応援してるからね」と仰ってくださり、息子とハイタッチした後手を振って見送ってくれました


春は別れの季節だな悲しい