5ヶ月待ちしてこの日がやってきました


末っ子の発達外来は診察の時間内でですが、息子の発達外来は診察時間外となっている時間を指定されました


持ち物は、去年受けた発達検査の結果、療育で使ってるサポートブック(市の言語聴覚士、療育の担任、幼稚園の年中、年長担任の意見、最近始めた言語療法、作業療法の支援の計画書など、息子の発達に関するもの全部まとめたファイル)

事前に書いてくるよう言われた問診票


先生はそれらを見ながら色々質問してきます

息子にも質問します

息子なりに小声で口数少なめでも頑張って答えていました

先生の意図とはずれた回答もありました


私の中でショックだった発表会での奇行


療育施設、幼稚園で散々言われている自分の気持ちを言えない状態


SOSを出せないという困りごと


例として一番最近あったことを話しました



集団への指示や複数指示の理解度が低いこと


年中半ばから少しずつ友達は出来たものの、それでも未だにコミュニケーションが苦手でクラスではあまり喋らないこと


小さな頃から手先が不器用だったこと


2歳半からの吃音のこと


最近作業療法と言語療法に通い始めたこと


せめて自分の困りごと、気持ちを担任の先生に話せるくらいはなってほしいと思っていること


たくさん話しました


だんだん質問が私と先生のみのやりとりになり、診察が始まって40分以上経つと、椅子に座っていた息子は飽き始めました


キョロキョロ周りを見回したり手遊びしたり、まだかと何度も尋ねたり


1時間が経過する頃には完全に飽きモードで座っていた椅子を回すし「待合室に行ってみてもいい?」と聞いてきたり


先生が「行ってみる?いいよ」と許可してくれたので行こうとしましたが、扉を開け、

こちらを振り返り「…」目で訴えかけるだけで言葉にはしません


先生「どうしたの?いいよ。今誰もいない時間だから遊んでおいで」


「…やっぱいい


先生「もう少しで終わるから、ここで待てそう?」


うん


先生「さて、飽きてきちゃったようなので」と言って診察のまとめに入りました


「やりとりをしてみて、ちょっと幼いなとは思うけどさほど問題ではないかな

飽きてウロウロしてしまうのも、1時間以上ここにいるんだからこの歳の子にはよくある行動です」


「自閉症スペクトラムの気はあるのかなーと思う

椅子をくるくる回すのを好んだり、まだ終わらないのか何度も聞いたりしてる様子を見てると

ただ自閉度(と先生言ってたと思う)はごくごく軽度で数値で出ないレベル」


過去を振り返って考えてみれば、自閉症そりゃそりゃそうだって思うんだけど、思い当たる節だらけなんだけど、お医者さんに言われるのはねー重い泣き笑い

疑惑じゃなくて確定なのねって


黒なんだろうなー何かあるんだろうと思いつつも…本心では、白ですよ、ちょっと遅めだけど普通です

そんな言葉を待ってたなぁ

はっきりそうじゃなかったと突きつけられてショックを受けてる


後で考えると軽度だとか数値で出ないレベルとか、不幸中の幸いなこともあるんですけど、自閉症スペクトラムの気という言葉のインパクトにこの時は頭がいっぱい無気力


先生は、私が心ここにあらずなのを見抜いてでしょう

「今から進学のことを話します」と前置きをしました

お陰でハッあんぐりハッとして先生の話に集中出来ました

 

「知的障害もないし、自閉症スペクトラムの気があるとはいえ、この程度なら普通級で充分やっていけます

進学は普通級と判断します

ただ吃音があるし、少し丁寧に見てもらった方がいいと思うので通級でどうでしょうか


やったびっくりやったー!!通級って言われた!!

やったーパーパー飛び出すハート


「そういえば就学の希望を僕お母さんに聞きましたか?アセアセ

…聞いてませんでしたねアセアセすみません滝汗


そういえば聞かれてなかったあんぐりハッ


「いえいえアセアセ希望は普通級か通級だったので、通級と言っていただけて良かったです泣き笑い


「僕は通級と判断しましたが、今後普通級がいいと思ったり、就学判定に納得がいかない場合は判定に従わないということも出来ます

最終的に決めるのは親ですから

でも就学判定は、その子に一番適した判断を出しているのは確かです

でも通級希望なら、就学判定に納得いかないってことにならないと思います」


「あと、あゆみ(市の療育施設のこと)の〇〇先生が辞められたことは聞いてますか」


あゆみの小児科医で、以前息子を診てくれた先生


体調不良で辞めることになりました


そのため後任の先生が決まるまで、あゆみの小児科診察は休止になっていました


「僕が今度からあゆみの小児科医になるんです

本来ならあゆみでも息子くんを診察すべきなんですけど、ちょっとバタバタしていて…

今回の診察をあゆみと共有しようと思うんですが、いいですか?

息子くんの就学についてなども、結果をあゆみに伝えてもいいですか?」


「はいニコニコ大丈夫です」


「申し訳ないけれど、あゆみの方では診察は無しということになりますがアセアセ


「はいニコニコ大丈夫です」


「では以上になります

今後相談がある時は、通常の診察時間内で診させていただきます

困りごとや相談の際はお母さんだけでもいいです

あと何か質問はありますか?」


「自閉症っていう診断はつくんでしょうか」


「これくらいではつかないです

それに診断って、必要な時に出せばいいと僕は思ってます

放課後等デイサービスの利用は考えてますか」


「考えていたんですが…あゆみが終わったら民間の療育は必要ないと言われたので、じゃあ無しでいいかと今は思ってます」


「じゃあ尚更診断は必要ないです」


自閉症ってのはやっぱり大きな衝撃でショックでした

けれど通級って先生に言われたのがとにかく嬉しい泣き笑い


嬉しさのあまりお祝いにお寿司食べに行っちゃいましたラブ回るお寿司ですが泣き笑い


よかったー本当によかったラブ飛び出すハート希望の通りになってよかった


これで道筋がはっきりしたし、先生のお墨付きももらえてすごくスッキリしました