主人が東京で十分にお世話できるように、あかときいは私と帰り、まだとサンタは主人にお願いした。
道中あらゆる可能性を想定して、気の知れた友達たちにハハと私がコロナ陽性になったら援護をしてほしいと連絡した。ちょっと家に帰るだけで、こんなにリスクマネージメントをしないといけないなんてね。頼れる人がいてよかった。
私は奈良県庁の開庁を待って、保健衛生課に電話した。奈良市ではどういう対応を勧めているのか知っておきたかったのだ。電話に出てくださった担当者は、たぶん最初は私が野良猫の苦情を言いに来たと思ったのか、少々突き放すようなモノの言い方だった。しかし、私が猫を保護して医療を受けさせて大切に飼ってくださる家族を探しますと言うと、コロッと態度が変わって、ものすごく親切に保護の仕方や初期医療の項目、感染症に関する注意事項などを教えてくれた。
私が近くにいるであろう母猫も保護したいと言うと、成猫は自分の飼い猫だと思ってご飯をあげている人がいる可能性があるので、勝手に保護して医療や不妊手術を受けさせると近隣トラブルになることがあるため成猫の保護は勧めていないとのことだった。是非は別として、おっしゃっていることは理解できたので今回は子猫の保護を優先することにした。
念のため、我が家の地域で保護猫活動をされている保護団体を紹介して欲しいともお願いしたが、この季節はどの団体も子猫の保護依頼で手一杯で紹介はできない、何か質問があればいつでも保健衛生課に連絡してください、とのことだった。奈良市の保健衛生課、すごく親切だった。ありがとうございました。
そんなこんなしている間に、子猫の姿が見えなくなったり、ハハが検査を受けた発熱外来からコロナ陰性の連絡を受けたり、裏のおうちは平日は留守なので子猫を保護するのに無断でお庭に入っていいかご近所さんに相談しているうちに夕方になった。(無断で入っても絶対に怒らない人だそう。)
すると、再び裏のおうちから子猫の声が聞こえた!明日は大雨予報やし、保護するなら今や!
私はフェンスを飛び越えて(実際はワンピースの裾を捲し上げてまたいだ)、お庭に転がっていた瓦の下にいた1匹(グレー系)と給湯器の裏にいた1匹(白系)を抱き上げた。他にもいるかもと思ったけど声も姿もないので、2匹を保護して家に帰った。
そしてすぐに動物病院へ行き、初期医療を受けた。子猫は健康で虫卵もいなかった。先生は、2匹とも健康なのは母猫がしっかり子育てをしていたからだろうとおっしゃった。母猫の愛を思うと胸が痛み、責任を感じた。私もきちんと子育てします。先生にお世話と給餌のポイントを伺って、ノミマダニとお腹の寄生虫を落とすお薬をもらって家に帰った。次は3日後にウイルスチェックで伺う予定。
そして、ハハと私の子育てが始まった。
これが子猫のDAY 0。
ハハがコロナだったらどうしよう…って数時間前までは泣きそうだったのに、もう今は「かわいい」しかない。
だってこんなに可愛いねんもん!
とりあえず、おうちの中の生活と人間の存在に慣れようね。きっと仲良くなれると思うよ。
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