東京に、早くも開花宣言が出された今日この頃。
クララは不思議に思っていた。
なぜ、最近のお散歩は、立ち止まっての写真撮影が多いのか。
「クララ-、お花が咲いてるわ-。はい、座ってー」
「めっちゃきれいやーん。みんな、こっち向いて~」
犬達には迷惑だとわかっちゃいるのだが、お花が咲いているのを見る度に、私はどうしても可愛いお花と可愛いこの子達を並べて写真を撮りたくなるのだ。
6回目の春を迎えるあかときいは、もう慣れたもんだが、
(これは初回ね。5年前。「チャウチャウですか?」と100万回聞かれたお花見にて)
去年の今頃はまだホームセンターのペットショップのケージの中だったクララは、不思議でしょうがない様子。
(「何回、何枚、何時まで撮んねん」と辟易しているクララ)
クララ、それはな、もうしゃあないねん。
実はこれでも、撮りたい気持ちをグッと抑えて、この量やねんで。
理屈はわからんやろうけど、クララのことがそれだけ可愛いねん。
でもたぶんそれだけでもないねん。
人間ってな、ややこしいからな、桜を見て「うわ~きれいやな~」って思う気持ちの裏側から、どうしようもない切なさが込み上げてくるねん。
私よりずっと短いあなたたちの寿命と、桜の儚さをどうしても重ねてしまうねん。
だから桜の花を見る度に、
ちょっと自分を鼓舞しながら、
一緒に楽しくお花を眺めて、
その笑顔と気持ちと、
今年も一緒にお花見ができる喜びを、
一生消えない思い出の1ページとして胸の中に保存しておきたいねん。
いつか出会うクララの”一生一緒の家族”だって、きっとそう思いはるんちゃうかな。
クララ、春はこれからやで。
来年、クララはどこでお花見してるかな?
応援↓クリック↓をよろしくお願い申し上げます。