「おめでとう!」



SNSを開けば、誰かのキラキラした報告が目に飛び込んでくる毎日。



そんな投稿を見て、素直に喜べる時もあれば、なぜか心の奥がスーーー冷めて、否定したくなる。

そんなことはありませんか?



「よかったね」なんて思えない。

むしろ、その成功にモヤモヤしたり、「私なんて…」と落ち込んでしまったり。

そんな自分に気づくたび、

「私って、なんて性格が悪いんだろう」

「冷たい人間なのかな」

と、自分を責めてしまう方も多いかもしれません。




でもね、心理学の視点で見ると、

「嫉妬」や「否定したくなる気持ち」は、決して悪いものではないんです。



実は、あなたの感情が動くということは、

そこにあなたの「アンテナ」が立っているという証拠。



考えてみてください。

世の中でどんなに大きなニュースが流れていても、

自分に全く関係のないことや、興味のないことには、

私たちの心は1ミリも動きませんよね。



ニュースすら耳に入ってこないことだってあります。



心がザワつくのは、あなたがそれを「自分に関係があること」だと認識しているから。




そして、嫉妬を感じる相手というのは、

たいてい「身近な人」ではないでしょうか。




あまりに遠すぎる世界の人、例えば海外のセレブや歴史上の偉人に対して、

「悔しい!」と眠れなくなるほど嫉妬することは、まずありません。



「手が届きそうな距離」にいる人や、

「自分もそうなりたい」と願っている分野で活躍している人。

そんな【自分の願いの延長線上にいる人】だからこそ、心は激しく反応するのです。



つまり、あなたが今感じているそのモヤモヤや嫉妬の正体は、

あなたの心の奥底にある「本気で人生を良くしたい!」という熱い向上心。



「私もあんなふうになりたい」

「私だって、本当はもっとできるはず」

そんな行き場のない情熱が、

今はたまたま「嫉妬」という形に化けて、

あなたにサインを送ってくれているだけなんです。




だから、喜べない自分を責める必要はありません。

「あ、私、悔しいんだな」

「それだけ、自分の人生に本気なんだな」

そうやって、まずは自分の「本気さ」を

そのまま受け止めてあげてくださいね。



氷のような冷たい否定の奥には、

必ず、あなたの温かい「願い」が眠っています。

その願いに気づいてあげることが、

あなたらしい花を咲かせるための、最初の一歩になりますよ。



駅のホームで動けなくなる。

あの時の私も、限界でした。

「朝、どうしても起き上がれないんです」

「気持ちが前向きになれなくて……」

心理学講師として活動する中で、

受講生さんからそんな切実な

ご相談をいただくことがあります。

実は、私自身もかつて

全く同じ経験をしてきました。

体温を測っても熱はない。

病院の数値もどこも悪くない。

それなのに、体は鉛のように重くて、

駅のホームまで行ったのに

どうしても電車に乗れず、

トボトボと家まで引き返したことが

一度や二度ではありませんでした。

あの時、一番分かりやすく出ていた

「黄色信号」は食欲でした。

大好きだったはずのものが

全然喉を通らない。

たった一口のヨーグルトでさえ、

まるで苦虫を噛むような思いで

やっとの思いで飲み込んでいたんです。

「何とかしなきゃ」と思えば思うほど、

体はギュッと凝り固まっていく。

これは、心に強力な

「ロック」がかかっている状態です。

多くの方は、動けなくなると

「何か大きな原因」を探そうとします。

でも、本当に怖いのは、

大きなトラブルではありません。

日々の「小さな我慢」や「少しの無理」。

「私さえ頑張ればいい」という思いが

ミルフィーユのように薄く、






何層にも重なっていくことなんです。

一枚は薄くて軽い「我慢」でも、

何百枚、何千枚と重なれば、

自分一人では持ち上げられない

巨大な重みになってしまいます。

だからこそ、

「一口のヨーグルトが苦い」と感じる、

その小さな体のサインを

絶対に無視しないでくださいね。

「本当はどうしたい?」

そう自分に問いかけてあげること。

それが、重なりすぎた層を

一枚ずつ剥がし、心のロックを

優しく解いていく第一歩になります。

もし今、あなたが朝の重みの中で

「助けて」と言えずにいるのなら。

まずは『わかるよ』と、

自分自身に声をかけてあげてください。

あなたの心が、再び軽やかに

花開く日は必ずやってきます。


```


今日は、先日受講生さんからいただいた、

ある切実なお悩みを分かち合いたいと思います。

 

 

「私、答えがわかっていることでも、

すぐ返信できなくて苦しいんです…!」

 

 

スマホの画面に並ぶ、未開封の通知。 

その数字が増えるたびに、

重いため息をついていませんか?

 

 

 

 

かつてはテキパキこなせていたはずの返信が、

今はまるで「巨大な重荷」のようにのしかかってくる。 

 

 

そんな自分を「ダメだな」

「なんて怠慢なんだろう」と責めてしまっていませんか?

 

 

でも、安心してください。

 それはあなたの性格の問題でも、

やる気がないせいでもありません。

 

  ■ あなたの指が止まってしまう、本当の理由

 

チャットの通知を見た瞬間に、指が止まってしまう。 

気づけば数時間が過ぎている。

 

 

実はこれ、心が悲鳴を上げる前に、

あなたの「体」が懸命に何かを伝えようとしている証拠なんです。

 

 

「早く返さなきゃ」という責任感。 

「でも、本当はもう限界……」という内なる声。

この二つが心の中で激しくぶつかり合って、

フリーズしてしまっている状態なのですね。

 

 

  ■ 思考で解決しようとする前に「体」に聞いてみる

 

私たちはついつい、「どう返すべきか」「いつ返すべきか」と

頭(思考)で解決しようとしてしまいます。

 

 でも、そんな時こそ一度立ち止まって、

自分の体の反応をそっと観察してみてください。

 

  • 胸のあたりが、キュッとしていませんか?

  • 胃のあたりが、ずんと重くなっていないかな?

  • その違和感は、10点満点だとどれくらいの強さだろう?

  •  

こうして、「今、自分の体が反応しているな」と

特定してあげるだけで、

不思議と体に入っていた余計な力みが解け始めます。

 

 

答えは外側にあるのではなく、

いつだってあなたの内側にあるのです。

 

 

  ■ 3分でできる「心のセルフメンテナンス」

 

落ち着きを取り戻したあとにできる、

簡単な方法があります。

 特別な準備はいりません。

 

 

自分を縛り付けている「見えないワイヤー」の正体を、

優しく解いてあげるイメージを持ってみてください。

 

 

「私は今まで、こんなに頑張って責任を果たそうとしてきたんだね」 

「今は少し、お休みしたかったんだね」

 

 

そうやって自分を慈しむ時間を持つだけで、

心にゆとりが戻ってきます。 

 

すると、あんなに重かった指が、

不思議と軽やかに動き出すはずです。

 

 

  ■ 自分を整えることから始めよう

 

周りの状況を変えようとする前に、まずは自分自身を整えること。

 あなたが穏やかになれば、

周りの状況も驚くほど穏やかに受け止められるようになります。

 

 

重い指を無理に動かして、

さらに自分を追い込むのはもうおしまい。

 まずは立ち止まって、自分をいたわることから始めてみませんか?

 

 

あなたの心が、今日も穏やかでありますように。

昨日、公開初日に駆けつけた映画『プラダを着た悪魔』の続編。 

 

20年近く前、オリジナル版を観た時の私は、

アン・ハサウェイ演じる主人公の華やかな変身劇に心躍らせ、

「いつかあんな風に……」と夢中で物語を追いかけていました。

 

 

けれど、還暦を過ぎ、心理学を深めてきた今の私が劇場で出会ったのは、

当時とは全く違う「新しい景色」でした。

 

 

正直に言えば、映画全体の空気感は、

今の時代背景を映してか少し重厚になった印象です。

 

 

かつての突き抜けるような爽快感とは少し違う。

けれど、そんな中で私の目を釘付けにしたのは、

ナイジェルが纏う「Vゾーン」の美学でした。

 

 

 

シャツのチェック柄に、あえてネクタイのチェック柄を重ねる。 

一見すると難しそうな組み合わせですが、

その「格子の大きさ(ピッチ)」をわずか0.5ミリ変えるだけで、

驚くほどの奥行きと品格が生まれるのです。

 

 

かつての私なら、きっと見落としていたはずの微細なこだわり。 

それが今の私には、スクリーン越しに

「プロとしての矜持」として突き刺さってきました。

 

 

心理学の視点で見れば、

私たちは「自分の心の解像度」に合ったものしか

受け取ることができません。

 

筆跡診断で文字の一筆一筆にその人の心が宿るのと同じように、

ネクタイの結び目一つ、柄の合わせ方一つに、

そのキャラクターが自分自身をどう定義し、

どれほど大切に扱っているか(セルフイメージ)が如実に現れていたのです。

 

 

限定された狭いVゾーンの中に、計算し尽くされた美学を凝縮させる。 

その「引き締めの美学」に触れた瞬間、私の心の中のノイズもスッと消え、

心地よい集中と静かな興奮が広がりました。

 

 

「昔ほどスカッとしないな」なんて最初は思っていたけれど、

実は私自身の視点が変わったことで、

もっと深い喜びを見つけられるようになっていたのですね。

 

 

今のあなただからこそ、気づけるようになった「世界の美しさ」はありますか?

 映画館からの帰り道、そんなことを考えながら、

新しい自分に出会えた喜びを噛み締めました。

 

今日はちょっと、

お利口さんな講師の仮面を脱いで、 私の心のなかで起きている

「生々しい裏話」を書いてみようと思います。

 

 

実は今、私はビジネスの師匠のもとで

  「クリティカル・シンキング(批判的思考)」

通称クリシンを猛勉強中です。

 

 

「何が課題(イシュー)なのか?」

 「その目的はどこにあるのか?」 

「枠組み(フレームワーク)はどうなっているか?」

 

 

そんなことばかりを四六時中考えているのですが……。

 そうしたら、思わぬ「副作用」が出てきてしまったんです。

 

 

  「……で、結局何が言いたいの?」

 

それは、受講生同士のグループチャットを眺めていた時のこと。 

ある受講生さんが、講師の先生に質問を投げかけていました。

 

 

でも、どこに「問い」があるのかが、私には

とっても分かりにくかったんです。

 

 

その瞬間。

私の心のなかのドアが、 「パシャッ!!」 と、

音を立てて閉まってしまいました。

 

 

脳内では、クリシンを学んだばかりの私が 

「エラー!エラー!整理整頓してください!」 と、

冷ややかな視線でジャッジを始めていたんです。

 

 

「質問するなら、まずは目的をまとめてほしいな……」

 「このままだと、先生も答えにくいんじゃない?」

そんな声が、次から次へと湧き上がってきます。

 

 

  「どの口が言うてんねん!」と自分にツッコミ

 

でもね、すぐ後にものすごい「ブーメラン」が返ってきました。

「ちょっと待て、落ち着け私!!」

 

 

だって、よく考えてみてください。 私自身、

17年間鉄鋼メーカーで働いていた頃も、 心理学を学び始めた頃も、 

わけのわからないこと、支離滅裂なこと、散々言ってきたんです。

 

 

自分だって散々やってきたくせに、 

ほんのちょっと「論理的な考え方」をかじっただけで、 

分かったような気になって人を裁いている。

 

 

「あぁ、私、なんて嫌な奴なんだろう……」

一瞬、自分を責める気持ちも湧きました。 

でも、そこで終わらないのが、私が伝えている

「クリアリング」のいいところ(笑)。

 

  「ブラックゆかりん」を野次馬してみる

 

ここで私は、開き直ることにしました。

「あー、今私、めちゃくちゃイラついてるな」 

「整理されてない文章にアレルギー反応出してるな」

 「お利口さんの皮を被った、ブラックな私がいるな」

 

 

そうやって自分のドロドロした本音を認めてあげたら、 

不思議なことに、喉の奥のつっかえがスッと消えて、 

呼吸が深くなったんです。

 

 

そして、今の私はどうなっているかというと……。

  完全なる「野次馬」と化しています(笑)。

 

 

「この、イシューが迷子になっている質問に、先生はどう斬り込むんだろう?」 

「質問したAさんは、どんな回答を受け取って変化するんだろう?」

 

 

画面の向こうで、ポップコーンでも食べながら 

ワクワクして展開を見守っているような、ちょっと意地悪な私。

でも、それでいい。 だって、それが今の私のリアルな成長過程だから。

 

 

  完璧じゃないから、おもしろい

 

講師だからといって、常に聖人君子でいる必要なんてない。 

イラッとしたり、ジャッジしたり、野次馬したり。

そんな「人間臭い自分」を隠さずに認められた時、

 世界はまた少し、優しく見え始めます。

 

 

もし、あなたも「あ、私いま性格悪いこと考えてるな」と 

お腹のあたりがムズムズしたら。

 

 

まずはそのドアを無理に開けようとせず、 

「あ、今ドア閉まったね。野次馬になっちゃおうか!」 と、

自分に笑いかけてみてください。

 

 

意外と、その方が「最初の一歩」を軽やかに踏み出せたりするものです。

 

 

【編集後記】 

今日の記事は、自分への戒めも込めて(笑)。 

クリシン講座、30日の本番に向けて、

 この「副作用」すら楽しみながら、頭を整理していこうと思います!