先日、講座の受講生さんが、
ポツリとこんなリアルな葛藤を漏らしてくれました。


「こんな基礎的なこと、今さら聞けなくて……。
いつも言葉を飲み込んでしまうんです」


本を読んだり、講座を受けたりして、
知識としては「知っている」はずなのに。


いざ、自分の心を取り扱おうとすると、
なぜかうまく体感に落とし込めない。


そんなもどかしさを抱えている方は、
実はとても多いのではないでしょうか。


■ 「分かった風」の自己満足で終わる理由

知識はあるのに、現実が変わらない。
それは決して、あなたの理解力のせいではありません。


原因は、いちばん最初の
「基礎の基礎」の扱い方にあります。


ここをおろそかにしたままだと、
どれだけ高級で、最先端の応用テクニックを学んだとしても、
ただの「分かった風」の自己満足で終わってしまうのです。


頭で「知っている」ことと、
身体で「掴み取っている」ことは、
まったくの別物。


だからこそ、何度でも、地味な土台に戻る必要があります。


■ 私自身も、マニアックな復習会へ

実は私も先日、完全に初心に帰って、
人間の感情や身体の感覚にじっくり触れる、
少しマニアックな復習会に参加してきました。


心理学を何年やっていても、学びの道に終わりはありません。


改めてじっくりと自分の感覚に向き合ったとき、
「あ、やっと本当の入り口に立てた……!」という、
じわっと染み渡るような深い体感がありました。


「知っている」という傲慢さを手放し、
地味な土台を、何度も、何度も、身体に染み込ませていくプロセス。
これこそが、学びを本物にする唯一の方法だと痛感したのです。


■ 地味な基礎こそ、最強の味方

一見つまらなく見える、地味な基礎。

しかし、その土台をしっかり身体に落とし込めていれば、
どんなに迷ったときでも、あなたを置いてきぼりにしません。
基礎こそが、あなたを支える「最強の味方」になります。


「今さら聞けない……」とひとりで抱え込まず、
まずはその「基礎の基礎」を、頭ではなく身体で掴み取る一歩から、
一緒に始めてみませんか?

【今さら、こんなこと聞けない。】
完璧を演じる、チャットの裏で。


先日、講座の受講生さんが、
そんなリアルな葛藤をぽつりと漏らしてくれました。


「質問はいつでもOKです」
「何でも気軽に聞いてくださいね」



画面の向こうから、そんな優しい言葉をかけてもらう。
心強いはずなのに、いざパソコンの前に座ると……。


「……待って。本当に、こんな初歩的なこと、聞いていいのだろうか」
「自分で調べればわかることなんじゃないか」


そう思った瞬間、指がピタッと止まり、
打ちかけた言葉をバックスペースで何度も消してしまう。


結局、そっとため息をつきながら自分の本音を飲み込んで、
胸の奥にモヤモヤとした焦りだけが溜まっていく。


実はこれ、心理学の視点で見ると、
とても真面目で責任感が強く、
思いやりに溢れた人ほど陥りやすい
「心のブレーキ(心理的心理ブロック)」なのです。


「私にとっては一言で済む質問でも
、相手の貴重な時間を奪ってしまうんじゃないか」
「これくらい、自分でどうにかしなきゃプロ(大人)失格だ」


そうやって相手を気遣う優しさと、
完璧でありたいという責任感があるからこそ、
ひとりで抱え込んでしまう。


そして「まあ、これくらい自分で判断して、いっか」と
妥協した時に限って、後から歯車が噛み合わずに、
すれ違いや失敗につながってしまう……。


そんな苦しい悪循環を、
かつての私も数え切れないほど経験してきました。


17年間、鉄鋼メーカーの営業事務として
必死に「完璧」をこなそうとしていた頃の私も、
まさにこのブレーキでがんじがらめになっていた一人です。


けれど、私自身もあるとき、
大きな気づきをいただく機会がありました。


それは、当時の私にとって、
清水の舞台から飛び降りるような気持ちで恐る恐る投げかけた、
基礎の基礎を確認する質問でした。


「こんなことも知らないのかと思われたらどうしよう」と
身構えていた私に返ってきたのは、
冷たい正論ではありませんでした。


思わずクスッと笑ってしまうような、
温かいユーモアを含めた回答だったのです。


そのとき、頑なだった心がふっと解け、
大切なことに気づかされました。


「誰も私の無知を責めたりしないんだ」


悩んでいたのは、私だけではなかった。
できない自分を見せても、世界は優しいままだった。


その事実に気づいた瞬間、
張り詰めていた肩の力がふっと抜けて、
深い安心感に包まれたのを今でも鮮明に覚えています。


緊張せずに、自分のわからない部分を安心してさらけ出してもいい環境。
「ありのままの自分」で飛び込める場所。


それがどれほど心のブレーキを外し、
本来の学びや成長を加速させるか。
私自身が身をもって体験したからこそ、
心理学講師となった今、その重要性が身に染みてわかるのです。


だからこそ、私は受講生のみなさんにとって
「そんな場所」でありたい。


一生懸命に頑張る人が、自分が「わからない」と思った気持ちを
、絶対に止めなくていい場所。
置いてけぼりにされる恐怖のない場所。


「ここなら、どんな自分を出しても大丈夫」と思える、
圧倒的に安心・安全な環境を、これからも丁寧に、
大切に作っていきたいと思っています。


完璧なあなたじゃなくて、大丈夫。
ゆっくり、一歩ずつ、一緒に進んでいきましょう

「任せたから大丈夫」
そう言われるのが、実はすごく辛い。


そう言われすぎて、もうその言葉を
聞きたくなくなっていませんか?



先日、会社員をしながら心理学を学んでいる
受講生さんが、ポツリと本音を漏らしてくれました。


「自分が倒れても、きっと仕事は回る。
頭では分かっているんです。でも……」


「私ががんばっているから回っているんだって、
本当は、自分の存在価値を認めてほしいんです」


自分が抜けたらすべてが止まる恐怖と戦いながら、
誰にも弱音を吐けずにいる彼女。


「いい加減なことなんてできない」と
今日も健気にがんばってしまうけれど、


本当は、もっと肩の力を抜いて、
軽やかに周りに頼れている人に、
羨ましさと憧れを感じている自分もいる。


激しい葛藤の中で、
一人でずっと戦ってきたんですよね。


でもね、実はその葛藤のなかにこそ、
あなたがこれまで命がけで誰かを支えてきた
「誇り」が隠れているんです。


「私を認めてほしい」って思うのは、
わがままでも、甘えでもなんでもありません。


それだけ自分を削りながら、誠実に
目の前の役割を果たしてきた、何よりの証拠だから。


分かっていても、
いきなりがんばるのをやめるなんて
簡単にできたら、きっと最初から悩みませんよね。


だから、無理に「完璧」を手放さなくて大丈夫です。


誰にも言えないプライドと孤独を抱えながら、
今日も役割を全うしたあなたへ。


世界中の誰もその健気さに気づかなくても、
あなたが耐え抜いてきたその価値を、
あなた自身だけは、絶対に知っています。


だからね、今日1日の終わりに、
ちょっとだけ試してみてほしいんです。


夜、鏡の前に立ったとき、
自分の目を見て、


「本当によくやったね、いつもありがとう」
って、声に出して呟いてみる。


あなたのその高いプライドも、消えない優しさも、
丸ごと自分で「愛おしいもの」として、
ぎゅっと抱きしめてあげるように。


その小さな温かい一言が、
がちがちに固まった喉と胸のあたりを、
そっと緩めてくれます。


張り詰めた心をフッとフラットに戻して、
明日をちょっと楽に迎えるための、
今夜からできる、あなただけの優しいおまじないです。

「気づけばいつも、誰もやりたがらない
雑用や面倒な役目を引き受けている……」


先日、ある受講生さんが
ポツリとそんな切ない本音を漏らしてくれました。


「あ、私また損な役回りをやってるな」って
自分でもうっすら気づいているんですよね。


それなのに、周りの空気を瞬時に察して
「私がやれば、その場が丸く収まるから」と、
健気にとっさに体が動いて、がんばってしまう。
 



でも、本当に切ないのはここからです。


それだけ自分を削って、みんなのために尽くしているのに、
誰からも「ありがとう」の一言さえ言われないこと。


それどころか、面倒な用事を押し付けてきた本人が、
他の人と楽しそうに雑談している姿が目に入ったりする。


その瞬間、胸の奥から黒いモヤモヤが
ぶわっと湧き上がってくるのを感じます。


「どうして私ばかり?」
「どうして誰も気づいてくれないの?」


本音を言おうとすると、喉の奥がヒュッと締まって、
言葉が自動音声のようになってしまう。


まるで、自分が透明人間になって
誰からも感謝されない場所で、
一人きりで戦っているような寂しさに襲われるのです。


なぜ、いつも「損な役回り」を引き受けてしまうのか?
心理学講師として、これまで本当に
たくさんの女性たちのお話を伺ってきました。


そして、この「損な役回り」を無意識に引き受けてしまう人には、
ある「とても愛おしい共通点」があることに気づいたのです。


それは、あなたの心の奥にある「あふれるほどの誠実さ」。


決して、あなたが不器用だからでも、
NOと言えない弱い人だからでもありません。


「場を壊したくない」という、周囲への細やかな配慮
「誰かがやらなきゃいけないなら」という、強い責任感
「みんなに笑顔でいてほしい」という、純粋な優しさ


あなたのその素晴らしい美徳が、
知らず知らずのうちに「自分を限界まで追い詰めるブレーキ」に
なってしまっているだけなのです。


いきなり「がんばるのをやめる」なんて、できなくて当然
心理学の本を読めば、「嫌なことは断りましょう」
「自分をファーストに」なんて書いてあるかもしれません。


でも、これまでずっと周囲を気遣ってきた優しいあなたが、
明日からいきなり「がんばるのをやめる」なんて、
簡単にできたらきっと最初から悩んでいない。


無理に断ろうとすれば、
今度は罪悪感で苦しくなってしまうはずです。


だから、極端に生き方を変えようとしなくて大丈夫。
まずは本当に小さな、でも確実な一歩から、私
と一緒に始めてみませんか?


今日、1日の終わりにできること
誰も気づかないオフィスの雑用を、
今日もやり遂げたあなたへ。


誰も見向きもしない面倒な調整を、
笑顔でこなしたあなたへ。


たとえ世界中の誰も「ありがとう」と言わなくても、
あなたがどれほどがんばったか、その健気な姿を、
あなた自身だけは絶対に知っています。


だから今日、1日の終わりに
鏡の前に立ったら、
自分の目をじっと見てあげてください。


そして、心の中で思いきり褒めちぎってほしいのです。


「本当によくやったね、いつも本当にありがとう」って。


あなたがあなたの一番の「味方」になってあげること。
その小さな温かい一言が、ギュッと固まった喉と心をそっと緩め
自分を大切にするための新しい一歩を踏み出す
静かな力になりますよ。

日常のなかで、

誰かからこんな風に

 声をかけられたことはありませんか?

 

 

「〇〇さんって、本当に素敵な感性を持っていますよね」

「いつも丁寧なお仕事をしてくれて、本当に助かっています」

 

 

そんなとき、あなたのお顔や心は 

どんな反応をしていますか?

 

 

実は先日、講座の受講生さんから、 

こんな切実なお悩みを打ち明けられました。

 

 

  褒め言葉を、全力で床にパッと落としていませんか?_

 ㅤ

「私、人からほめられると、 

なんだかものすごく、むずがゆくなるんです。

 

 

『いやいや!そんなことないです! 私なんて、

まだまだですから……!』って、

頭の中が真っ白になって、 全力で両手を振って否定しちゃうんです。

 

 

相手がせっかく差し出してくれた温かい言葉なのに、 

まるで受け取っちゃいけないものみたいに、

 パッと床に落としてしまうんですよね……」

 

 

ポツリ、ポツリと、 でも一生懸命にそう話してくださる姿を見て、 

私の胸もちょっぴりチクリと痛みました。

なぜなら…… かつての私も、まったく同じだったからです。

 

 

 

  「何か裏があるんじゃないか?」と疑っていた過去

 

昔の私は、人からほめられることが

 何よりも苦手でした。

 

 

素直に「ありがとう」なんて、 

口が裂けても言えなかったんです。

 

 

「急にほめるなんて、何か裏があるんじゃないか?」

 「私を都合よくコントロールしたいのかな?」

そんな風に、相手の好意を信じきれずに、

 頭の中で深読みばかりしていました。

 

 

せっかく相手が「どうぞ」と手渡してくれた 

温かいプレゼント(ほめ言葉)なのに、

「爆弾かもしれない!」と身構えて、

 投げ返したり、叩き落としたりしていたんです。

 

 

今振り返ると、相手の方にも 

申し訳ないことをしちゃったな、と思いますし、 

何より自分自身が一番、息苦しかったなと感じます。

 

 

  それはひねくれているのではなく、「心のロック」

でも、心理学を深く取り組むようになってから、

 ようやく分かったことがあるんです。

 

 

ほめ言葉を素直に受け取れないのは、

あなたの性格がひねくれているからでも、 

頑なだからでも、天邪鬼だからでもありません。

 

 

ただ、心の大切な場所に、 

「鍵(ロック)」がかかっているだけ、なんです。

 

 

過去に、信じていた人に裏切られて傷ついた。 

頑張っても認めてもらえなかった。 

期待してガッカリするのが怖くなった。

 

 

そんな経験が、あなたの心の中に

 頑丈な鍵を作ってしまったのかもしれません。

 

 

「これ以上、期待して傷つきたくない」

 「自分を勘違いさせて、あとで悲しい思いをさせたくない」

そうやって、あなた自身を一生懸命守ろうとする、

  健気で、切実な防衛反応だったんです。

 

 

だから、受け取れない自分を

 「なんてダメなんだろう」と責める必要は、 1ミリもありません。

 

 

  まずは「心のノートにメモするだけ」で100点満点!

 

じゃあ、これからどうしていけばいいのか?

もし、今度だれかにほめられたときは、

 笑顔で「ありがとうございます」とお礼を伝える。

 

 

これができたら、もちろん最高です。

でも、もしその言葉がまだ喉につっかえて 

どうしても出てこないなら、 

無理に言わなくても、本当に大丈夫。

 

 

声に出して否定したくなったら、 

ちょっとだけ、呼吸を置いてみてください。

 

 

そして、心の中でこう呟いてみるんです。

「あぁ、この人は私のことを、そう感じてくれたんだな」

 

 

ただ、その事実を 心のノートにそっとメモするだけ。

受け入れなくていい。

 「そっか、相手はそう思ったんだな」と ただ着地させてあげるだけ。

 

 

これだけで、100点満点です!

 

 

相手の言葉を否定せず、 そのままそっと置いておく。

その小さな積み重ねが、 あなたの心のロックを、

少しずつ、 優しく緩めていってくれます。

 

 

あなたの素敵な感性が、 

いつかあなた自身の手で、柔らかく開花しますように。