初期MEN'S CLUBにおいてはマジ珍しいジーンズ特集、その第二弾。1963年 volume 32に掲載。リーバイスの総代理店になったばかりの堀越商会の案件記事(恐らく)だと思われます。
現在、ヤングマンの間では、ブルージーンズにおとらず、ホワイトジーンズに人気が集中しています。キナリが流行ってます。キナリ色のジーパン。すでにアメリカのヤングマン、カレッジアンの間には、「ホワイト・リヴァイス」の歌のヒットと共に大繁盛。
ジョウブでナガモチ。かっこいいシルエット。濯えば濯う程かっこよくなる若さのシンボル。今年の夏は、ホワイトジーンズでバッチリと行こうぜ!
軽快なロックテンポで可愛い女の子達四人グループ「ザ・マジョレッターズ」の歌う「ホワイト・リヴァイス」という曲は全米で大流行。ヒットパレードのベストスリーまでランクされたこともある。
すでに君は、ブルージーンに対する知識は、豊かになったことであろうと思う。ぼつぼつ、あのブルージーンの持つアクティブな機能美に、プラスアルファしたものが欲しいと思っている。
ブルージーンは確かに機能的で、ハードボイルド的で、はけばはくほど白っぽくなる楽しみや、野性的なかっこう良さはあるが、色感やシルエットも重々しい感じだから、学校へはいていったり、ちょいとしたお洒落着としては敬遠されている。
ブルーという色はいいんだが、合う色が少なくうまく上着とか靴とか靴下とかを組合わせないと、かっこよくはきこなせない。シルエットも太くてごわごわとボリュームがあるから、小さな薄べったな靴では合わないし、運動靴でも色のコントラストがつきすぎて不自然であり高度な演出を必要とする。重たいブーツはマッチするにはするが夏にはくには暑苦しくてその上ウェスタン映画みたいで騒々しくなり、ともすればチータカタッタの日本製ウェスタン歌手みたいなかっこうになって、それをプロとしない君なんかには、おすすめできかねる。
キャンパスウェアや、アイビーをスポーティに着流す時にも、ピクニックやドライブやハイキングやサイクリングやボーリング…最高にスポーティでスピーディなおしゃれを必要とする時、最高にその性能を発揮するのがこのホワイト・ジーンだ。ロマ・グレのお父様もバック・トゥ・スクールな感覚でフィッシィングに、たまの日曜日の行楽に、坊やとお揃いの若々しいおしゃれを楽しんでもらってはいかがでしよう。
きれ
サージだけではなく、ピケ織とサンダーウィーブといってジグザクに織られたものも出ている。そしてそのどれもがリヴァイス社(日本でレービスと呼ばれている場合もある)独特のごわごわした強靭な木綿である。
サンダーウィーブについては情報が見つからず。恐らくサテン(sateen)の聞き間違いなのでは…
いろ
ホワイト・ジーンといっても真白ではなく、一番白に近いものは、染色や脱色する前の生成(キナリ)の色である。この色は春から夏にかけて日本でもセンスの良い若者達の間で相当着られ始めている。
この他にも「ホワイト・リヴァィス」の商品名で、アイビーローデン(白けた茶色)、カクタス(サボテンのグリーンで白けたオリーブ)とヤングメンのテーマカラーとして、有力なレギュラーが並んでいる。
アメリカでは生成(キナリ)色のことをまずリヴァイス社では、ダスターサンド(砂ぼこりの色)としており、広く一般にはホワイト・ジーンと呼び、雑誌などではウィート・ジーン(小麦色)として取り上げられている。
これらの色は、ブルー・ジーンにおけるブルーよりも、他の多くの色を抱擁する力が強く、最高にアクティブです。
かたち
リヴァィス社のうたい文句によると、スリムフィットでその上リーンという言葉が加わっている。すなわち細くやせたシルエットではあり、ヒップハンギングです。去年あたりから女の子の間で大流行となっているヒップハガーのスラックスは、すべてジーンパンツへのあこがれ、小股の切れあがった男のスマートさへの憧れである。いわゆるこのへんのこなし方が、ジーパンのカンどころになっている。
ホワイト・リヴァィスは、ブルー・ジーンよりもぐっと丈が短かくなっている。



