幸せに辿りつきたい -9ページ目

幸せに辿りつきたい

道に迷いっぱなしの自分…
人生最後の日、
まぁ幸せだったなって言えてることを願って…

   

それにしても元夫はあれだけ拒んできたこちらの条件をなぜ突然受け入れたんだろう。。。

「実家から長距離を運転してくるのがもう嫌だ」

それだけだろうか…

決して少額ではない慰謝料代わりの解決金も飲むという。
このことは私の中で引っ掛かり続けていた。

 

そんなことを思いながらも離婚成立後は慌ただしい毎日を送っていた。

転居先からそれまで住んでいた街に何度も行くことにもなった。

 

電車を降りるたびに私が一番先にやっていたこと。。。

自宅だったマンション駐車場に元夫の車があるか、確認すること。

バッタリ会ってしまうのは絶対に避けたかった。離婚が成立しても怖さに変わりはなかった。

でも元夫は実家に行っていたようで車はほとんどの時は無かったのだが、一度だけ見慣れた車がいつも通りの顔をして駐車場におさまっていた時があった。

 

車を確認しただけで心臓がバクバクして冷や汗が滲む。足もすくんだ。

GPSやボイスレコーダーの、取付・外しの時の事が鮮明に思い出される…

やりたくもない、信じていた人への裏切りとも思える行為に全身が震えたあの時の事…トラウマになっていた。

すぐ近くの駅までの道が、慌てていてとても時間がかかったような気がした。

 

 

ある時、元夫の留守を確認してから、自宅だった隣の家の奥さんを訪ねた。

マンションの中で、唯一近所付き合いしていた人だった。

だが運悪く外出中で会えず、ご主人に私の携帯番号を預けてその日は帰った。


家に帰り着く頃、昼間会えなかった彼女から電話があった。 

この人は、元夫の2番目の妻とも仲良くしていたので、前妻との離婚時の事、そして今回も、と続く出来事に驚いていたのは電話の声だけでもよく分かった。

 

長電話の最後に彼女は
「そういえばしばらく前にご主人がいらして、実家の親を看るので時々は帰るけれど長期で留守になるってご挨拶に来られたわ。奥さんもご一緒に?って聞いたら、ハイそうですって…。そんなことになってたなんて…。
また何か変化があったらお知らせするわね。」
そう言って電話を切った。
 
その彼女から再び電話が入ったのは10日後の昼時だった。
 
「ねぇねぇ、もう知ってる? ご主人、今日引越されたこと!」
 
「はぁ…?」