コロナで2回目の調停は先に延びてしまったが、相手方に代理人がついたことで良いことがあった。
その頃の私は、別居だがまだ夫の扶養家族だった。
あ、夫にとっては不要家族、かな…?(笑)
夫の退職後も会社の健康保険を夫婦とも継続していたので、夫が私の分だという一年分の保険料は、介護保険料込みで36万円越え。それは大きな額だった。
私にはそんな金額を払えないし、払うつもりもなかった。
代理人を通して
「もし自分で払う事になるなら、私は個人で国民健康保険に加入するので扶養を外してほしい」
と伝えてもらった。
扶養を外れた無収入の人間なら国保でも十分支払い可能である。
するとその一週間後に突然「保険料はこちらで負担します」と言ってきた ![]()
代理人にその経緯を聞いてみると、「これは推測ですが」との前置きして、
「相手方は円満調停を望んでいるのに、妻の保険料を自分で出せというのは筋が違うと相手方代理人が頑張ってくれたのでしょう、きっと」
とのことだった。
このころ、コロナの緊急事態宣言が出され、他県との行き来ができなくなった。
毎日ニュースを見るたびに増えていく感染者数。
私には寝たきりで高齢の母がいる。
電車で2時間弱の所にいる姉が、自宅で看ていてくれる。
なので私も一週間連泊で手伝いに行くのがそれまでのパターンだった。
しかしコロナはそんな微々たる手伝いすらできなくしてしまった。
今ならある程度は分かってきたコロナからの防御策も、このころはまだ得体の知れない、ただただ高齢者には怖いものだった。
姉も私もうつる訳にはいかない、と気を張っていた。
そんな折、相手方代理人からウチの代理人にFAXが入った。
”この先もしお義父さんに万が一のことがあった時に、どうされますか?”
癌であり95歳ともなれば、そう遠くなくそんな日が来るのは想像ができるが、その時にコロナがどうなっているか、いくつもの県をまたいで行くことが可能なのか、全く分からない。
そして、その少し前に脅しメールを送ってきてたことが私には一番の憂鬱であった。
代理人も、
「ご自分の気持ちを優先してください。でも前回同様、行かない選択もこの状況ではありです。」
とのことだった。
夫には
「気持ちはもちろんありますが、コロナの緊急事態宣言がどうなっているかによります」
と代理人から返事をしてもらった。
しかし予想外にその日は早く来てしまった。
それも運悪く、嚙み合わなくなった歯車のような形で…