幸せに辿りつきたい -26ページ目

幸せに辿りつきたい

道に迷いっぱなしの自分…
人生最後の日、
まぁ幸せだったなって言えてることを願って…

   

義父と最後に顔を合わせて話してから、たった半年。

私が嫁いで初めて義父が最敬礼でお礼を言ってくれてから、たった半年。

その帰省で交わした言葉が本当の意味での最後となった。

 

癌が急激に体力を奪っていった…らしかった。

 

縁を頂いて約10年。義理とはいえ、父娘としてやってきた。

それまで長寿祝いなどやったことがなかったという夫の家族。

私は自分の親同様に祝いたくて米寿のお祝いをやったとき、

「初めてこんなことしてもらった」

と満面の笑みでプレゼントのお酒を抱えていた義父…

 

数年前からは、認知症が少し入り、その病院のことや生活のことにもできる限り関わってきた。

 

 

亡くなったとの連絡が入ったのが運悪く代理人が体調を崩して休んでいた時だった。

慌てて私に連絡してきた時にはもう葬儀も終わっていた。

夫も、それまで頻繁に送ってきていたメールも、こんな時こその電話も、一切してこなかった。

留守である代理人の事務所へのFAX一枚のみの報せだった。

 

緊急事態宣言が出ている間は行けない、前もって夫にそう言ってはあった。

でもそれよりも、その頃の夫が恐ろしくてとても行けない、これが私の本音。

そんな状態でなかったら、私はせめて最後のお別れくらいしたかった。

 

これはいまだに心に引っかかったままで、義父には本当に、本当に、申し訳なく思っている。

 

夫婦がこんなことになってさえいなければ。。。

夫があんなことをしないで、普通の家族として暮らしていたら。。。

私は義理の親だって、自分の親同様にこの先だって関わっていたはず。

それが悔しい…

それを思うと今でも涙が出る…

そんな思いをつい最近も姉に話していたら、

「お爺ちゃんはあなたと会うのはこれが最後って、何かを感じたんじゃない?

だから最敬礼までして気持ちを伝えたんだよ。

お別れはその時にできてたんだよ。」

今でも心にしこりとして持ち続けてる私にとって、姉のその言葉には救われる想いだった。