東京株式相場は反落。米長期金利が上昇し、将来収益への期待が大きい成長銘柄に売りが出ている。精密機器や医薬品株が安い。朝方は米株高を受けて上昇して始まったものの、勢いは続かなかった。外国為替市場でドル・円相場が一時114円台半ばまで円安が進み、自動車など輸出関連銘柄は高い。
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市場関係者の見方
東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリスト
- 先週の日経平均株価が2万9000円台まで回復したのには投資家に意外感もあり、利益を確定する売りが出やすい
- 時価総額の大きい電機や医薬品といったグロース(成長)銘柄の一角が安い。台湾積体電路製造(TSMC)による日本での生産拠点新設といった好材料を背景に上げていた半導体関連には反動が出やすい
- きょうの東京株式相場は取引開始後に中国の主要な経済指標が出るため、市場参加者の様子見姿勢が強く相場の方向感が出にくくなっている。日米で企業決算の発表がこれから本格化するのを前に、積極的に手を出しずらい時期だ。相場は一時的な下げにとどまる可能性もある
東証33業種
| 上昇率上位 | 鉱業、輸送用機器、非鉄金属、海運、石油・石炭製品 |
| 下落率上位 | 医薬品、水産・農林、食料品、不動産、サービス |
背景
- 【米国市況】株が続伸、決算や小売売上高を好感
- 米国、ワクチン接種済み外国人旅行者の渡航制限を11月8日に解除
- 15日の米長期金利は1.57%と前営業日比6ベーシスポイント上昇
- 15日のニューヨーク原油先物は1.2%高の1バレル=82.28ドル
- けさのドル・円相場は1ドル=114円台前半で推移、前営業日の日本株終値時点は114円16銭