幻のセリ 味は上々 登米・収穫最盛期

セリの収穫をする木村さん=12日、登米市迫町北方南観音寺
宮城県登米市の伝統野菜「観音寺セリ」の収穫作業が最盛期を迎えた。
鍋料理や雑煮の具材として人気があり、収穫は年内いっぱい続く。
観音寺セリは同市北方南観音寺地区の農家7軒が計約10アールで栽培している。
農業木村寿さん(76)は4アールのセリ田で先月下旬から収穫に取り組んでいる。
需要期の12月は田の水が冷たく作業は重労働。木村さんは中腰の姿勢になって黙々とセリを掘り出した。
観音寺セリはシャキシャキした食感と強い香りが特長で、
他地域では栽培が難しく生産量が少ないことから「幻のセリ」と呼ばれている。
木村さんは「今年は気候に恵まれ葉の成長が早く、根っこも長くて味も上々だ。
最近はセリ鍋ブームで引き合いが多く、すべて予約で埋まってしまった」と笑顔で話していた。