[10日 ロイター] - アジア通貨は総じて堅調。新型コロナウイルスの感染拡大
を受けて休業していた中国企業が徐々に営業を再開したことや、中国当局が景気支援措置
を実施したことなどが相場を下支えしている。ただ、感染による死者が増加するなか市場
の懸念は根強い。
中国ではこの日、政府が実施していた企業活動や移動の制限が一部緩和され、労働者
が徐々にオフィスや工場に戻り始めた。新型コロナウイルス感染による死者は900人を
超えた。
IGアジアの市場ストラテジスト、Jingyi Pan氏は、中国人民銀行(中央銀行)によ
る資金供給や、予想通りとなった1月の中国生産者物価指数(PPI)を受けてアジア通
貨への売りが一服したと述べた。
市場筋によると、人民銀は10日、リバースレポを通じて市場に総額約9000億元
(1287億7000万ドル)を供給した。
人民銀はまた、新型コロナウイルスの影響を受ける企業に再貸付を行うための特別資
金を銀行に提供する見通しだ。
アジア通貨ではフィリピンペソが0.4%高で上げを主導。バンク・オブ・シ
ンガポールのFXストラテジストはペソについて、中国との経済的つながりが他国と比べ
て弱く、下振れリスクも比較的小さいとみられているのだろうと指摘した。
台湾ドルは0.1%高、インドルピーは0.2%高。
シンガポールドルはプラス圏とマイナス圏を行き来している。
インドネシアルピアは0.3%、韓国ウォンは0.2%、それぞれ
下落。
マレーシアリンギも0.1%安。同国のマハティール首相は10日、2020
年の国内経済成長率は4.8%になるとの見通しを示した。政府予想も4.8%。(訂正
)
0550GMT(日本時間午後2時50分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場
は以下の通り。
*
Previous dayは各通貨のオンショア市場引け値。ただし円とシンガポールドルは前
日NY市場引け値。
Currency Latest bid Previous day Pct Move
Japan yen 109.770 109.72 -0.05
Sing dlr 1.389 1.3892 +0.03
Taiwan dlr 30.097 30.126 +0.10
Korean won 1188.300 1186.5 -0.15
Peso 50.750 50.94 +0.37
Rupiah 13710.000 13670 -0.29
Rupee 71.345 71.45 +0.15
Ringgit 4.144 4.1405 -0.08
Yuan 6.988 7.0010 +0.19
Change so far in 2020
Currency Latest bid End 2019 Pct Move
Japan yen 109.770 108.61 -1.06
Sing dlr 1.389 1.3444 -3.20
Taiwan dlr 30.097 30.106 +0.03
Korean won 1188.300 1156.40 -2.68
Baht 31.270 29.91 -4.35
Peso 50.750 50.65 -0.20
Rupiah 13710.000 13880 +1.24
Rupee 71.345 71.38 +0.05
Ringgit 4.144 4.0890 -1.33
Yuan 6.988 6.9632 -0.35