ノーベル平和賞を受賞した故、金大中政権の太陽政策の下、2000年6月の最初の南北首脳会談から計6回の南北首脳会談が開催されてきた。しかし、李明博政権まで3代に渡り行われた3兆5000億ウォン(約3500億円)規模の対北朝鮮借款が韓国側にいまだ返済されていない。
別途、韓国政府は開城工場団地開発に対し100坪造成費用と建物建設などに約6兆ウォンを投下し、労働者約5万3千人分の賃金として年間8,700万ドルを北朝鮮政府に支払い続けていた。
その資金が核やミサイル開発に利用されたというのは言うまでもない。
核開発については、盧武鉉が金正日に騙され続けた結果、2006年10月に最初の核実験を行われた。それ以前から、6ヶ国協議など公式協議で4回、核開発の中止勧告が出され、4回ともその都度、開発を止めるとして、国際機関からその見返りに支援物質などを要求し受け取り、5ヶ国は4回とも約束を反故にされ、2006年の核実験に至った(一説にはこれまで北朝鮮は8回約束を破ったと報告している米研究機関もある)。
1、食料借款、
2000年の南北首脳会談直後、北朝鮮にタイ産米30万トンなどを支援したのを始め、2007年まで計240万トンのコメが北朝鮮に運ばれた。40キロ袋で計6000万袋。
その額は合計で9億3060万ドルに及び、うち借款は7億2000万ドル。
北朝鮮は2012年6月に最初の償還期日を迎えたが反応0、催告文送付しても受け取り拒否の状態。
2000年の南北首脳会談直後にコメ30万トンとトウモロコシ20万トンを送ったのを皮切りに、金大中・盧武鉉政権は、年間40万~50万トンのコメを北朝鮮に有償・無償で送っている。
2、軽工業原材料代借款、
2007年から2年間にわたり北朝鮮に借款(5年から10年償還)形態で支援した軽工業原材料代金8000万ドル(約914億ウォン)。返済は、北朝鮮からは、うち3%の240万ドル分の亜鉛1005トンが現物で償還されたが、7760万ドル(887億ウォン)は残っている。
※2006年10月北朝鮮は最初の核実験を行ったにもかかわらず、その後も盧武鉉政権は借款で材料代を送っている。
3、鉄道・道路整備借款、
2002年~2008年までに北側区間の工事に投入された借款資金は1494億ウォン。
4、軽水炉建設への借款
北朝鮮軽水炉建設に投入されたはずの2兆3063億ウォンの事業費借款
5、その他
2008年7月の北朝鮮兵士が観光客を射殺したことから韓国政府は、金剛山観光事業を中断撤退、結果、韓国政府所有の離散家族面会所(600億ウォン)と現代峨山のホテルと観光バス数百台、エマーソンパシフィック社のゴルフ場など計3593億ウォンの資産を没収。
以上、
そして再び、文在寅政権は、2019年の国の会計予算で、4712億ウォンの事業費がかかることを明らかにし、うち鉄道・道路連結に無償1864億ウォン、借款1087億ウォンが投入するという。
北朝鮮に対しては、
鉄道・道路インフラ工事と称して10兆ウォンあまりを計画、
巨額電力インフラの整備事業も巨額、
ロシアからのLNGパイプライン建設を北朝鮮経由で平壌・釜山までを計画、
国境地帯に特区の大工業団地造成計画
など目白押しの計画を北朝鮮側に伝え、実行に移そうとしている。
開城工業団地および金剛山観光の再開は、こうした計画以前の制裁緩和で行う。
韓国は、核完全廃棄を置き去りにし、まずは協力ありき・開発ありきでは、これまでとまったく同じことを繰り返すことになる。
また、核凍結により国際社会は北朝鮮を実質核保有国として認めることにもなる。
韓国の民族主義の統治者は、いつも自己満足で終わろうが、任期は5年、その後の統治者がその責を追い続けることになる。
しかし、韓国の場合、国際社会に対して、誰もその責を負おうともしない。
現在の左派の文政権の北朝鮮愛は、留まるところを知らず、国内政治は積弊清算により恐怖政治の下、政敵を一網打尽にし、独裁体制を築き上げようとしている(共に民主党政権の継続より院政)。
老いぼれ狂人ことトランプは、すでに、北朝鮮のロケットマンとの核の完全核廃棄交渉は長期間かかるとして、自らの政権では完全核廃棄合意を放棄した言い方をしている。
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韓国の大統領 |
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名前 |
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任期 |
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備考 |
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李承晩 |
極悪人 |
1948/7 |
1960/4 |
超極悪人 |
米亡命 |
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朴正煕 |
軍人 |
1963/12 |
1979/10 |
暗殺 |
朴槿恵の実父 |
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全斗煥 |
軍人 |
1980/9 |
1988/2 |
死刑判決 |
特赦 |
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盧泰愚 |
軍人 |
1988/2 |
1993/2 |
17年懲役 |
特赦 |
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金泳三 |
中間派 |
1993/2 |
1998/2 |
初の文民 |
初の直接選挙 |
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金大中 |
中間派 |
1998/2 |
2003/2 |
太陽政策 |
初の南北首脳会談 |
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盧武鉉 |
左派 |
2003/2 |
2008/2 |
自殺 |
最高実力者:文在寅 |
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李明博 |
保守 |
2008/2 |
2013/2 |
収監中 |
初、竹島上陸 |
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朴槿恵 |
保守 |
2013/2 |
2016/12 |
収監中 |
オカルトゲート事件 |
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文在寅 |
左派 |
2017/5 |
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積弊清算 |
北朝鮮報道官の異名 |
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北朝鮮の核実験 |
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1 |
2006年10月9日 |
盧武鉉 |
豊渓里地下核実験場 |
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2 |
2009年5月25日 |
李明博 |
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3 |
2013年2月12日 |
李明博 |
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4 |
2016年1月6日 |
朴槿恵 |
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5 |
2016年9月9日 |
朴槿恵 |
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6 |
2017年9月3日 |
文在寅 |
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開城工業団地の経過 |
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2000年6月 |
初の南北首脳会談で計画 |
金大中の太陽政策 金正日 |
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2004年12月 |
操業開始 |
造成完了地100万坪 |
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2012年12月現在 |
企業数:123社、 |
↓韓国政府投資額 |
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従業員数:5万4,234人 |
5.5~6兆ウォン |
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投資額:5,568億ウォン |
←設備等民間投資額 |
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2013年3月 |
北朝鮮が閉鎖 |
国連制裁に報復 |
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2013年8月 |
操業再開 |
南北協議で再開 |
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2016年2月 |
操業停止 |
核実験で韓国が引き揚げ |
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2018年9月 |
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南北共同連絡事務所開設 |
総括と反省がなければ、同じことは何度でも起きる、それは歴史が証明している。