味噌醤油等製造の玉松味噌醤油(株)
(所在地:宮城県柴田郡大河原町字町210
代表:渡辺芳徳氏ほか)は1月11日、同日付で事業を停止して、
事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
負債総額は約3.7億円。
同社は、昭和12年9月に設立、従業員は25名。
担当弁護士は、後藤泰己弁護士(022-227-6167)ほか。
玉松味噌醤油は1937年創業。地元の素材を使う「土産土法」を掲げ、
みそやしょうゆ、調味料、飲料など多彩な商品を製造、販売してきた。
10年ほど前のピーク時は、年間の売上高が6億円近くに上ったという。
東日本大震災後、県沿岸部の取引先が被災し、売り上げが減少。
近年は売上高が3億円を割り込む一方、人手不足を背景にした従業員の
休日出勤の増加や資材の高騰で経費が膨らみ、経営の悪化が進んだ。
渡辺芳徳社長は「退職金を支払う余力があるうちにと決断した。
得意先と従業員に迷惑を掛け、申し訳ない」と語った。
同社は仙南地域で採れたユズを使った「ゆずぽん酢しょうゆ」など特産品の開発に熱心だった。
地元の保育園と協力してみそを造るなど、地域貢献活動にも取り組んでいた。