スーパーゼネコンは我が世の春を満喫している。
上がるはずの外注労務費と建築資材価格が実際は労務費が上がらず、資材価格は下がったことから、両方とも上がる前提で見積もり提示し受注してきた結果、大幅な上方修正と利益を計上している。
今期も前期同様挙って、大幅業績悪化を予想している。
また上方修正するのだろうか。
ゼネコンは4年前の労務費高騰・資材高に営業利益率を大幅に悪化させたが、その原因が外注労務費と建築資材の高騰であった。
選別受注を強化し、より慎重になっていると共に、コスト減を図るため建築工法もよりシンプルとなっている。
ただ、中堅ゼネコンはまだしも中小ゼネコンはまだ苦戦しているところも多い。
大手ゼネコンは東京と大阪で、また、建築主体・土木・マリコン主体などにより利益率も異なるようだ。
分譲マンション価格は、地価も上がり、建築コストが高騰をし続け、すでに高くなり過ぎて売れなくなってきている。
それでもまだ値上がりし続けている(戸当たり販売価格は、売れないことから下がってきているが、平方メートル単価ではまだ下がっていない。
販売面積が狭くなっている)。
国の政策として、物価上昇を喜び、内心、値上がりを大歓迎していることから、大金融緩和で、民間による大規模再開発投資が増加し、東京五輪工事も始まる中、大公共投資を続けており、外注労務費が再度上がる可能性は常にあるといわざるを得ない。
2018年に勇退する日銀黒田さん、それまで値上がりは続くことだろう。そうして政治に対し、現実は、少子高齢化進行、低所得化政策により、消費市場は縮小=デフレに動いている。
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2017年3月期 スーパーゼネコンランキング |
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連結/百万円 |
売上高 |
営業利益 |
←率 |
経常利益 |
当期利益 |
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大林組 |
1,872,721 |
133,742 |
7.1% |
140,106 |
94,501 |
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鹿島建設 |
1,821,805 |
155,392 |
8.5% |
163,438 |
104,857 |
|
清水建設 |
1,567,427 |
128,835 |
8.2% |
131,197 |
98,946 |
|
大成建設 |
1,487,252 |
140,822 |
9.5% |
144,591 |
90,566 |
|
竹中工務店 |
1,216,570 |
91,367 |
7.5% |
93,572 |
61,432 |
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・但し、竹中工務店は2016年12月期決算数値 |
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営業利益率(連結) 2017年3月期 |
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土木営業利益 |
建築営業利益 |
営業利益計 |
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/億円 |
利益 |
営率 |
利益 |
営率 |
利益 |
営率 |
前期比 |
|
大林組 |
400 |
12.0% |
826 |
8.1% |
1,337 |
7.1% |
25.7% |
|
鹿島建設 |
359 |
12.1% |
786 |
9.4% |
1,553 |
8.5% |
39.9% |
|
清水建設 |
個別表記なし |
1,288 |
8.2% |
36.1% |
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|
大成建設 |
551 |
12.3% |
733 |
7.5% |
1,408 |
9.5% |
19.9% |
|
竹中工務店 |
個別表記なし |
913 |
7.5% |
52.6% |
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・竹中は2016.12月期数値で海外含む。海外含む。計には、他の事業含む。営率は営業利益率。 |
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・大林は国内の土木と建築。 |
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2017年3月期末 工事等受注残=繰越高 |
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国内土木 |
国内建築 |
総受注残 |
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|
/億円 |
残高 |
前年比 |
残高 |
前年比 |
残高 |
前年比 |
|
大林組 |
4,073 |
4.1% |
12,407 |
6.0% |
17,140 |
3.8% |
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鹿島建設 |
5,617 |
20.1% |
10,961 |
10.6% |
17,175 |
9.3% |
|
清水建設 |
4,478 |
13.0% |
10,085 |
21.0% |
15,767 |
14.0% |
|
大成建設 |
5,680 |
8.2% |
15,227 |
13.0% |
21,387 |
8.7% |
|
竹中工務店 |
426 |
-11.9% |
10,861 |
8.0% |
11,359 |
6.5% |
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・竹中は2016.12月期数値で海外含む。 総受注残には海外工事と開発事業残含む。 |
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