世界最大の銅山で労働組合が長期にわたるストライキの突入に備えている。
同労組を率いるパトリシオ・タピア氏は、チリでこの銅山を所有する英・オーストラリア系の鉱山会社BHPビリトンが賃金をめぐりこれほどまでに譲ろうとしなかったのを見たことがなかった。それがストを準備する理由だ。
エスコンディーダ銅山の主要労組で委員長を務めるタピア氏は9日、銅山の外で少なくとも2カ月は労働者が持ちこたえることができるよう設計されたキャンプの設置を見守りながらインタビューに答えた。
1カ月に及ぶ賃金交渉が決裂したことから、労組組合員2500人は数時間前に銅山での仕事を中止したところだった。
タピア氏
同氏が委員長に選出されたのは2013年。
それまでは電気技師としてエスコンディーダで23年にわたり働いていた。
この銅山では3回の賃金交渉に関わる。
ここでは06年に25日間のストが決行され、チリで少なくとも10年間で最長のストとなった。
タピア氏は「会社側がここまでかたくなだったことはない。
まるで耳を貸してくれない」と話した。
BHPはコメント要請に応じていない。
エスコンディーダ銅山は8日の発表文で、労働者側と意見をまとめようと常に取り組んでいるが、現時点では不可能だとの見解を示していた。