週末6日の米欧石油市場の原油先物相場は小幅続伸し、週間でも上昇して終わった。
ただ、米ドル高や石油輸出国機構(OPEC)加盟国による減産合意の順守をめぐってくすぶる懐疑的な見方が上値を抑えた。 市場参加者は、年初の薄商いの中、週末のポジション調整で不安定な値動きになったと指摘した。
英国産標準油種ブレントの中心限月の清算値は、0.21ドル高の1バレル=57.10ドル。
この日のレンジは56.28~57.47ドルだった。
米国産標準油種WTIの中心限月は、0.23ドル高の53.99ドル。
レンジは53.32~54.32ドルだった。
ABNアムロの上級エネルギーエコノミスト、ハンス・バンクリーフ氏は「少なくとも方向は、変わりやすかった。
市場は長期トレンドは上昇だと考えているが、数ドルの値上がりで利益確定に動いている」と指摘した。
昨年12月の米雇用統計では、就業者数の伸びは鈍化したが、賃金は上昇。
利上げ観測が強まり、ドルは対主要通貨で幅広く買われた。
ドル高は、他通貨の保有者にとって原油を割高にする。
サウジアラビアやアラブ首長国連邦、クウェートは、OPECなど主要産油国の合意に従って減産している兆候が示されているが、市場関係者はなおも全体としての順守に懐疑的だ。
キャピタル・エコノミクスは、産油国に約束破りの兆しがあれば、センチメントが悪化し、相場は急落する可能性があると指摘している。