30日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の午前終値は次の通り。
アダストリア(2685):前日比7.5%安の3080円。
3-11月期営業利益は前年同期比5%減の136億円だったと29日に発表。新ブランド立ち上げ準備など積極投資による販管費増加が響いた。岩井コスモ証券の岩崎彰シニアアナリストは、既存店売上高は堅調だったにもかかわらず、利益が確保できておらず想定外と指摘。利益率の低下傾向が続くとみられるほか買い材料に乏しく、今後も株価は弱含むとみている。
東芝(6502):9.1%高の282.1円。
29日には時価総額が一時1兆円を割り込み、米原子力関連事業での減損発生が明らかになった27日以前のほぼ半分に低下した。
東京調査センターの石野雅彦シニアアナリストは、会社側が公表した数千億円規模の減損ならば、27日からの急落ですべて織り込んだ形になるため、買い戻しが入ったとの見方を示した。
さらに原子力や半導体事業は有望な部分もあり過小評価された反動が出ているとの見方も示した。
セイコーエプソン(6724):1.1%高の2473円。
野村証券は29日付で目標株価を2252円から2908円に引き上げた。
投資判断は「買い」で継続。
レーザービームプリンター(LBP)で世界2位の韓サムスン電子が同1位の米ヒューレットパッカード(HP)にプリンタ事業を売却することに伴い、LBPの値戻しとインクジェットプリンター(IJP)の対LBPの価格競争力が改善すると予想。
エプソンの業績ドライバーである大容量インクモデルのIJPは、低速LBPからの置き換えを目指しており、サムスン撤退は追い風との見方を示した。
年3月期営業利益予想を630億円から650億円に、来期を780億円から830億円に上方修正した。
コナミホールディングス(9766):1.1%高の4725円。
大和証券は29日付で目標株価を5160円から6050円に引き上げた。
投資判断は5段階評価で最上位の「買い」で継続。
ゲームアプリ「遊戯王デュエルリンクス」の海外配信が1月中旬に本格化する見込みで、海外からの収益は月商約14億円になると想定した。
海外収益寄与を織り込み17年3月期営業利益を377億円(会社計画250億円)、
来期を461億円と予想した。
一六堂(3366):13%高の413円。
3-11月期営業利益は前年同期比2.4倍の2億1200万円だったと29日に発表。
が続いていた「もつ鍋黒き」業態を中心に6店を業態変更、業況向上が見込めない
10店舗の閉店などで収益性が改善した。
ビジョン(9416):2.8%高の3030円。
16年12月期営業利益は前期比49%増の12億円前後とほぼ会社計画で着地しそうと
日付の日本経済新聞朝刊が報じた。
訪日外国人が増え、Wi-Fi用通信機器の貸し出し需要が伸びたという。
パイオラックス(5988):2%高の7860円。
いちよし経済研究所は29日付リポートで、工業用ファスナーの数量増が利益増に直結し、ファンダメンタルズは良好と分析した。
自動車のプラットフォーム共通化が同社ファスナーの採用拡大をもたらすとみる。
17年3月期営業利益は100億円と会社計画86億円(前期比6%減)を上回ると予想、来期は113億円、再来期は125億円と増益基調が続くとみている。
モブキャスト (3664):5.1%高の936円。
人気ゲームアプリ「モンスターストライク」の開発、運営に携わるでらゲー(東京・渋谷)が発行済み株式総数の約3%相当分を取得、上位株主になったと29日に発表した。
今回の株式取得は協力会社との関係強化を図るのが狙いで、一段のプロジェクト推進を見込む買いが入った。