来週のニューヨーク金先物相場は、来年の米金融引き締めを意識し、
ポジション整理による軟調地合いが続きそうだ。
中心限月2017年2月きりは1110~1140ドルのレンジを見込んでいる。
年が明けると、インデックスファンドの資産組み替えで金の割合が縮小することが
予想される。
また、期近17年2月きりの整理商いが予定されている。
来週はこうした来年の動きを見据え、金市場からのさらなる資金引き揚げが起きる
可能性もあり、心理的節目となる1100ドルを試す場面があるかもしれない。
クリスマス休暇まではドイツでのテロなど地政学リスクが金市場を下支えし、
値頃買いがあるかもしれないが、休暇明けまで引きずることはないだろう。
来週は米経済指標の発表もあるが、好調な米経済は既に織り込み済みだ。
※週間見通しの年内配信は今回で終了です。
来年は1月6日から再開します。
東京商品取引所26日午前の価格。
・金 4250円 新ぽ