鳥取県中部を中心に発生した地震から一夜明けた22日、瓦が落ちた屋根の補修でブルーシートを求める人が市町の役場に殺到した。
「一体いつになったらもらえるんだ」。倉吉市役所では、ブルーシートを被災者に渡すため2千枚以上の整理券を配布。
しかし希望者が多く、整理券発行を一時中止したことから怒号も飛び交った。

破損した屋根の応急措置などに使うブルーシートを受け取る市民=22日午前9時21分、
倉吉市役所 同市上井の大前滋さん(84)宅は築51年。
「屋根の瓦が落ち、土も落ちて空が見えている。いつシートがもらえるのか…。
雨が降ると雨漏りがするので早く欲しい」と困った表情。
行列に並んだ市民からは「いつ雨が降るか分からないのに…。
市役所の対応が悪すぎる。
何が最優先か考えてほしい」との声も上がり、職員に詰め寄る場面も見られた。
同日午前10時、県庁と被災市町の災害対策本部をテレビや電話で結ぶ会議で、石田耕太郎倉吉市長は「シートの供給が要望に追い付いていない。
早急に確保を」と懇願。県中部総合事務所の西山信一所長も「まだ3200枚足らない。
倉吉ではシートを求める人が殺到し混雑している」と現状を伝えた。
被災地の要望に対し、平井伸治知事は「想定より要望数が大きい。
中国地方の各県や関西広域連合などから早急に借りる」と説明。
ただ、ブルーシートを屋根の上に張る人員不足も課題に浮上しており、県は各地区の建設業協会にも協力を求めた。